白山神社 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関 旧・村社
現在の祭神 伊邪那岐命・伊邪那美命
[配祀] 菊理媛命
本地 十一面観音

「平泉旧蹟志」

一 鎮守白山権現。  別当 法泉院
光堂の丑寅に在り。 神体宮殿の内にあり。 昔より秘して拝見をゆるさず。 宮殿竪横六尺ほと、奥一尺六寸程。 宮殿建立、徳治三年。 大檀那法橋実朝と記せり(徳治は九十三代後二條帝の年号、三年は九十四代花園院の延慶元年なり。長治二年より二百四年後なり)。
一 本地仏。十一面観音坐像一尺四寸ほと。 慈覚作舞獅子の首あり 北條時代の寄附なりと云ふ。
祭礼四月初午の日なり。 其儀式獅子舞。 次に御一つ馬。 次に田楽。 次に開口。 次に祝詞。 次に若女の舞。 次に老女の舞。 何れも古風の儀式なり。 次に能数番有り。 一山の衆徒これをつとむ。

「封内風土記」巻之二十下

中尊寺邑 白山神社[LINK]

在光堂艮隅。 中尊寺鎮守也。 記宮殿造営徳治三年。大檀那法橋実源。 本地十一面観音。慈覚大師作。 有舞獅子。 伝云、北條時代所寄附。 祭礼毎歳初午日。古風之儀式也。有申楽。 一山衆徒執行。 希文按。徳治之号。後二條帝御宇。而三年。花園帝。延慶元年也。