白山神社 埼玉県川越市小堤  
現在の祭神 伊弉諾尊・伊弉冉尊・菊理姫命
本地 十一面観音

「埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父」

白山神社

  川越市小堤785(小堤村字白山西原)

歴史

 村の草分けは、口碑によると宮本・三吉・大久保の三家で、中でも宮本家は代々名主を務めた家柄である。 当社はもと宮本家の屋敷鎮守で、これが後世村鎮守となったものである。
[中略]
 祭神は、伊弉諾命・伊弉冉命・菊理姫命である。 本地は、十一面観音で、厨子の墨書には「慶長二丁酉年九月吉日建立 宮本長右衛門惣村中 安政六未年六月再色願主伝七」とある。

氏子
 大正期までは、観音経の行事が毎年九月一日に白山神社拝殿であった。 これは当社本地仏である十一面観音を祀る行事で、氏子が観音経の読経を行なった。