白山神社 宮城県栗原市金成小迫 旧・村社
現在の祭神 菊理比咩神・伊邪那岐神・伊邪那美神
本地 十一面観音

「日本の神々 12 東北・北海道」

白山神社(三崎一夫)

 当社は、十一面観音を本尊とする観音堂を金堂とした一山寺院、真言宗の学峰山勝大寺の鎮守として観音堂の背後の山上に、十一面観音の垂迹である白山神が祭置されたものである。 勝大寺の創建は『奥羽観蹟聞老志』に記されている承応三年(1654)の奥書のある「小迫正(勝)大寺縁起」によれば、坂上将軍俊宗が桓武天皇の御宇、妖魔である大武丸を利兵をもって倒し、護国鎮守として七処に観音堂を建てたが、その一つが小迫観音堂であるという。