半田稲荷神社 東京都葛飾区東金町4丁目  
現在の祭神 倉稲魂神・大宮能売神・佐田彦神
本地 十一面観音

「新編武蔵風土記稿」巻之二十七
(葛飾郡之八)

金町村

半田稲荷社

本殿拝殿幣殿等備りて頗荘厳をなせり、 縁起の略に、和銅四年此地に鎮座あり、田畑の間なるに半田の号起れるよしを記せり、 又当社は二郷半領半田村にありし享保年中持来りて祀りしより此号ありと、彼村及ひ近村の伝へにのこれり、 其頃より殊に繁栄し、今も信する者多し、 神体、図の如く又傍に本地仏十一面観音を安せり、
神楽殿
末社 稲荷十五神合社 祭る所は池端・国分・山城・富士・七福・満足・源九郎、信田・藤九郎、大吉・万寿・子安・明星・要人・谷古田等の号ある稲荷を祀り、各白幣を置き、此余狐穴の上にも小社を建り、
別当三宝院 天台宗隅田村木母寺末、日照山三光寺と号す