羽田神社 東京都大田区本羽田3丁目 旧・村社
現在の祭神 須佐之男命・稲田姫命
本地 薬師如来

「新編武蔵風土記稿」巻之四十
(荏原郡之二)

羽田村

自性院

除地四段三畝十二歩、字西町の中央にあり、 常呂山本覚寺と号す、高畑村宝幢院の末なり、本堂東向にて十一間に七間なり、 本尊は不動愛染の両明王なり、共に座像長三寸ばかり、 開山は詳ならず、中興開山は法師恵朝といへりと、
牛頭天王社  境内にあり、除地九畝二歩免田一段一畝二十二歩、 当村及猟師町の鎮守なり、 本社一間四方、拝殿三間に二間、鳥居二基たてり、 神体は本地仏薬師如来の立像なり、長三尺許り、 稲毛領平村の八幡神主小泉氏社役をつとむ、 祭礼は六月六日より十一日まで、神輿を渡せり