日枝神社 埼玉県越谷市相模町6丁目  
現在の祭神 大山咋命
[合祀] 素盞嗚命・菅原道真・倉稲魂命・少名彦名命・猿田彦大神・応神天皇・崇徳天皇・大己貴命・軻遇突智命・市杵嶋姫命・火産霊命・河菜姫命・伊弉諾尊・伊弉冉尊
本地 薬師如来

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

日枝神社

  越谷市相模町6-481(西方字番場)

歴史

 当社の勧請に関する定かな記録はないが、神仏分離以前は山王社と称し、本山派修験の東光院が別当を務め、「享保十六辛亥(1731)山王権現本地薬師如来」の墨書がある神璽筥が本殿に安置されていたという。 また『風土記稿』西方村の項によれば、村の鎮守である当社は、元は「六佚の僧」を持つ大社で、東光院のほかに利生院・神王院・安楽寺・薬王寺・観音寺の五寺を配下に収めていたが、後に神王院は廃され、利生院は大相模不動尊で有名な地内の大聖寺の塔頭になり、残る三寺は東方村の村内にあったという。 なお、別当の東光院は当社の東側にあったが神仏分離により廃寺となった。