氷川神社 埼玉県比企郡川島町平沼 旧・村社
現在の祭神 素盞嗚尊
本地 十一面観音

「埼玉の神社 大里・北葛飾・比企」

氷川神社

  川島町平沼223(平沼字本村前)

歴史

 創建については、後鳥羽天皇の御代(1183-98)に足立郡から当地に移り住み、開拓を行なった数家が式内社氷川大神の分霊を奉祀し、のち永正十二年(1515)に当地の矢部伊賀一族が再興したとする説、正応年間(1288-93)に相州(現神奈川県)三浦郡矢部村から当地にやって来て帰農した太田資時が五穀成就を祈ってその産土神である氷川大神を祀ったことに始まるとする説などがある。
[中略]
 当社には棟札が数枚残っているが、その中で最も古いものが永正十二年四月に本殿を造営した時のもので、表には「復興玉殿本地拾面(ママ)観音垂迹氷川大明神」とある。 その後、慶長三年(1588)九月に再度造営され、更に安政三年(1856)十二月に造営されたのが現在の本殿である。