氷川神社 埼玉県川口市元郷1丁目 旧・村社
現在の祭神 素盞嗚尊
[配祀] 市杵島姫命
[合祀] 倉稲魂命・菅原道真公・大山咋命・火産霊命・奥津比古命・奥津比売命
本地 聖観音

「新編武蔵風土記稿」巻之百四十
(足立郡之六)

元郷村

氷川社

村の鎮守なり、 四ノ宮と称す、其の故を知らず、 昔平柳蔵人霊夢の告によりて、大宮町の氷川を勧請せしと云、 本地正観音は蔵人が守護仏にて運慶の作なりと云、 当社は荒川の堤際にありしを、元和八年九月水難を避て今の地へ移せしと云、
末社 稲荷社、疱瘡神社、牛頭天王社、
別当仙学院 当山派修験、江戸青山鳳閣寺の配下なり

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

氷川神社

  川口市元郷1-30-2(元郷町1丁目)

歴史

 当社は別名「四の宮」あるいは「四郎の宮」と呼ばれていた。 由来は明らかでないが、宝永四年(1707)の「四ノ宮氷川大明神」と書かれた社号額が現存する。
[中略]
現在、本地正観音は社務所の一角にあり、台座に宝永四年に作られた旨が記される。