| 氷見神社 | 山口県周南市須万秘密尾 | 国史現在社（比美神） 旧・郷社 |
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| 現在の祭神 |
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| 本地 | 拘留孫仏 |
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都濃郡須万村
須摩
秘密尾権現縁記
日比生娑竭羅龍王、露島権現、本地拘留孫仏之卒塔婆ト申、 此土之下界ニ龍王在、是龍王ト云世親菩薩之浄土成、 然ニ彼世界ニ慈悲唯識之土ト名ク彼土ニ二神之龍王在、一建槃龍王ト名ク、二娑竭羅龍王ト名ク、 彼建槃龍王拘留孫仏ヲ請シ奉リ、此石之卒塔婆ヲ立給時、娑竭羅龍王大ニ勧貴シ、五百大観世音菩薩ヲ請シ奉リ、一本之卒塔婆ヲ両龍宮ノ東門之前八町去テ、其中ノ前ニ浄檀紫金ト云金ヲ四十由旬ニ敷、其上ニ卒塔婆ヲ立、然ハ彼土ニ大梵ノ卒塔婆、其故ニ五百大観世音八神通之力ヲ以テ砕粉シテ七宝ヲ積造立シ給卒塔婆也、 彼卒塔婆ニ唯文在、拘留孫仏之御作ノ卒塔婆ニ大般若経ヲ書給、観世音之御作ノ卒塔婆ニ大乗妙典ヲ書給フ、 彼卒塔婆ニ各名有、拘留孫仏ノ御作ノ卒塔婆天満天照ト名ク、観世音ノ御作ノ卒塔婆シツキセテイト名ク、
［中略］
建槃龍王阿藾大明神ト現、御身ハ三熱ノホノウ（炎）ニヤケ給、故ニ龍王タケイワ立ノ尊（健磐龍尊）ト名奉、 亦娑竭羅龍王ト露島権現ト顕レ、御身生エンノ苦受給也、故龍王彦穂出ノ尊（彦火火出見尊）ト名ク
秘密尾権現と同豊前守の由来
藤原良房二男良度
勅命により中国に下り安、石、周、筑州縦横五六十里の深山経嶮に分け入り 地を開き人家を広め耕作業一にて豊饒ならしめんとして山中黒木の殿を造つた 北に当り道程百町余りもありて巍になる山中嶮阻の地獣もかよわぬところに赫々たる燈を発見したので これを怪み山上に攀ぢのぼつてみれば岩の上に金色の仏像が祭つてあった。 良度通夜してこれを信心したところ"仏像はわれを守らせよと託う。 ここに権現とあらわれたので仏像は穴屈に安置、麓に社を建て諸人黒尊仏と唱えうやまい奉る。 ［中略］ （権現は秘密尾権現）