日吉神社 岩手県西磐井郡平泉町平泉大佐 旧・無格社
現在の祭神 大山咋神
本地 釈迦如来

「平泉旧蹟志」

一 鎮守日吉社。  別当 常住院
光堂の西に在り。 人色大日如来弐尺。運慶の作秀衡の持仏なり。 俗説に人膚大日と云ふ。 此仏の肌膚温なりと云ふ。これ人色を誤れる者なり。 兵燹に逢ふて焦痕所々にあり。 一説に此仏新御堂の像なりと云ふ。 東鑑には。新御堂の本尊は丈六の阿弥陀なりとあり。 此仏をも安置しけるにや。
釈迦 湛慶の作。 文珠・普賢 運慶作。 是亦日吉の社内に安置す。 東鑑に、鎮守は、即ち南方に日吉社を崇敬し、北方に白山の宮を勧請すと云へり。

「封内風土記」巻之二十下

中尊寺邑 山王社遺址[LINK]

在光堂西。 是亦中尊寺鎮守也。 東鑑曰。南方崇敬日吉社。北方勧請白山宮是也。 古昔罹回禄。今惟其遺址。
[中略]
山王本地堂。 本尊釈迦。湛慶作。 文殊・普賢。運慶作。 有大日如来像。運慶作。 伝云。秀衡之持仏也。 号人色(ひとはだ)大日。土俗云人膚大日。 以仏之肌温也。是誤人色者也。 罹兵燹。所所有焦痕。