稲含神社	群馬県甘楽郡甘楽町秋畑	国史現在社（稲裹地神）
稲含神社	群馬県甘楽郡下仁田町栗山

現在の祭神	稲含神社（秋畑） 宇迦之御魂命 [配祀] 経津主神・大山祇神・事代主神・建御名方神・八坂刀売神 稲含神社（栗山） 宇迦之御魂神 [配祀] 経津主命・速玉之男命・伊邪那美命・事解男之命・天児屋根命・建御名方神・大国主命・大山津見命・大物主命

本地	弥勒菩薩

「稲含大明神縁起」

厥奉申上野国神良郡秌畑嶽山稲含大明神者、 人皇二十有八代安閑天皇御宇来臨吾朝給成。
抑奉尋其由来ヲ委ニ、 南天竺之内狗留米国阿育大王第三之乙姫ニ而、 御名ヲ者豊稲田媛ト奉申、 経津主尊ト御兄弟ニ而御坐。
［中略］
此御神者神代ニ者奉申食保媛尊天照皇太神之分魂之神ニ而御坐矣。 蚕桑稲大豆小豆粟稗麦黍小麦油麻等一切之種物悉此尊化出シ給也。
訊亦奉尋御本地者、上野尾崎郷丸山崎菖蒲谷一宮ト御同躰弥勒菩薩ニ御坐矣。 五十六億七千万歳後奥出世、三会暁結縁衆生不漏一子可救取御誓願也。

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「上野国志」

稲含神社[LINK]

栗山村の深山の頂上にあり。
祭神、一説抜鉾大神第二の鎮座の地なり。 この処より今の一宮の地に遷坐し玉ふとも云ふ。
本地は弥勒菩薩と、祝氏の説なり。 按三代実録、元慶四年五月二十五日戊寅、授上野国正六位上稲裹地神、従五位下勲十二等、豈此神社野。