鹿島神社 | 埼玉県比企郡鳩山町小用 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 武甕槌命 [合祀] 天照大御神 <神明社>・大雷神 <雷電社>・菅原道真 |
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本地 | 如意輪観音 |
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歴史
当社は、治承年間(1177-81)に比企掃部允が創建したと伝える。 掃部允の妻は源頼朝の乳母の比企禅尼である。
『風土記稿』小用村の項に「鹿島社 村領六石の御朱印を附せらる別当興長寺」と載る。 社領六石の安堵は、慶長二年(1649)十一月のことで、三代将軍家光から賜ったと伝える。
別当の興長寺は真言宗寺院で今市村法恩寺の末寺である。 寺伝には、建久元年(1190)に越生四郎家行が主君源頼朝の命を受け、源家興栄祈願のために建立したのが草創とされる。 また、地内には福徳院もあり、興長寺と同様に法恩寺の末寺で、如意山と号し、本尊は如意輪観音であった。
当社の内陣には、如意輪観音の懸仏が奉安されており、福徳院とのかかわりをうかがわせる。 恐らく別当のほかに、福徳院も当社の祭祀・管理を司っていたのであろう。 同寺は今は残っていない。