鹿島明神は本地十一面観音にて武人の尊信する守護神である。 [中略] 延暦八年四月朔日、坂上田村麿将軍東夷征伐祈願のために山本の里(現葛生町)北方の山奥に建立し鹿島大明神と号し、後ち葛生以北北梅沢を始め山中十八ヶ郷の総社となし