春日神社	兵庫県加東市上滝野	旧・郷社

現在の祭神	武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比咩大神

本地	釈迦如来・薬師如来・文殊菩薩・聖観音

「加東郡誌」

郷社春日神社[LINK]

一、祭神
　　　経津主命　武甕槌命　天児屋根命　比咩大神
一、由緒
当社は推古天皇第二年の創立にして法道仙人五峯山光明寺開基の時神託に依りて奉斎せりと伝ふ、 光明寺は郡内有名の古刹なり日本一幅善導大師の彫像を伝へ寺門頗る繁栄す、 当社亦其鎮守として社頭整備し霊験顕著にして衆人の尊崇厚かりしこと社伝に詳かなり、 一説祭神を五座となす、 按するに当社もと武甕槌命一柱を祭り後三神を合祀して春日四座大明神としたるもの五座の説疑はし、 蓋し光明寺の本尊を加へて以て五座と称せしもの歟、 此の五座の本地仏像は村翁夜話集に載せられたり。
［中略］
○春日大明神社　上滝野村　　社人　長谷川中務
本地　釈迦、薬師、文殊、正観音、弥陀
氏子　上滝野村、下滝野村、光明寺寺中【村翁夜話集】