春日神社 神奈川県川崎市中原区宮内4丁目 旧・村社
現在の祭神 天児屋根命
本地 薬師如来

「新編武蔵風土記稿」巻之六十四
(橘樹郡之七)

宮内村

春日社

村の東の方字高瀬と云所にあり、 村の鎮守なり 勧請年歴をしらず、 社五間に三間南向なり、 神体は赤童子なり、木の立像二尺許、この神体昔は画像にていと古き物なりしを、近き頃其形を彫刻せしと云、 例祭は年々十月一日なり、 社頭に木の鳥居をたつ、
本地堂 本社に向て左にあり、本地薬師木の坐像長三尺許、堂は一間半に二間なり
末社 八幡牛頭天王稲荷合社、本社に向て右にあり
別当常楽寺 社地のつゞきにあり、新義真言宗小杉村西明寺の末、春日山医王院と号す、開山は行基菩薩なりと云