香取神社 埼玉県春日部市米島 旧・村社
現在の祭神 経津主命
本地 十一面観音

「埼玉の神社 大里・北葛飾・比企」

香取神社

  庄和町米島1-1(米島字西宮)

歴史

 創建については明らかでないが、『明細帳』には「文明年中(1469-87)已前ヨリ有之古老ノ口碑ニ伝フ」とある。 また、当社は古くから米島及び近郷の米崎・水角・永沼・大衾の五か村の総社であるといわれ、最近まで立てられていた元治元年(1864)奉納の幟にも「伍郷総社香取武太神」とある。
 本殿に安置されている十一面観音像には「香取大明神 御本地 総州庄内領米嶋村別当東光院 元禄十三庚辰(1700)天三月吉日」の銘があり、当時東光院の管理下にあったことが知られる。 また、享保五年(1720)には宗源宣旨により正一位の極位を受けている。