香取神社 埼玉県越谷市大泊 旧・村社
現在の祭神 経津主命
本地 十一面観音

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

香取神社

  越谷市大泊19-1(大泊字北)

歴史

 当社の由緒は伝わらないが、下総国に属していた時代に、下総国一宮の香取神宮を勧請したものであろう。
 『風土記稿』大泊村の項には「香取社二宇 村の鎮守なり、一は東光寺持、一は村民持」と載る。 これに見えるように、当地は上組と下組に分かれ、上組で祀られたのが「東光寺持」と載る当社である。
[中略]
 なお、本殿には、神仏習合当時に香取神の本地仏であった木造十一面観音像(高さ31センチメートル)が、厨子に納めて安置されている。