香取神社 埼玉県越谷市三野宮  
現在の祭神 経津主命
本地 十一面観音

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

香取神社

  越谷市三野宮333(三野宮字上道)

歴史

 この三野宮の鎮守である当社は、口碑に北条政子が建立したものとも、さる高貴な方の三男がこの地に流れて来て没したのを悼んで建立したものとも伝えるが、いずれも定かなものではない。 また、『風土記稿』三之宮村の項に「香取社 村の鎮守なり、密蔵院の持」とあることや、享保三年(1718)十一月八日の再建を伝える厨子裏面の墨書の中に「三之宮村社僧医王山神宮寺密蔵院第九世現住覚仁房戒如」とあることから、一乗院の塔頭の密蔵院とのかかわりがわかる。
[中略]
 なお、本殿には、往時の本地仏十一面観音座像を安置する。