熊野白山合殿社 | 埼玉県加須市北篠崎 |
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現在の祭神 | 菊理媛命・伊弉諾命・伊弉冉命 <白山神社> 家都御子命・熊野夫須美命・速玉男命 <熊野神社> |
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本地 | 釈迦如来・阿弥陀如来 |
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歴史
社記によれば、元亀、天正年中大洪水の折、古利根川が小松村で切れ、小松村の小松三社(小松神社)のうち熊野・白山の両社が押し流された際、金幣並びに本地仏の釈迦如来と阿弥陀如来が当村古利根川堤に漂着した。 村人はこれを畏んで拾い上げ、以来鎮守として祀るという。
別当は初め小松村の修験、次いで本村の真言宗医王寺が務めた。 金幣と本地仏二体は、江戸期、医王寺が管理するところであったが、その後、幣束は紛失し、現在は本地仏のみ当社に安置されている。
社地は元禄十年検地水帳に免地八反弐畝七歩とある。
祭神は伊弉諾命・伊弉冉命・熊野夫須美命・速玉男命・家都御子命・菊理媛命である。 また、享保十五年正月二十八日に神祇管領卜部兼敬の宗源宣旨により正一位白山熊野大権現の神階を受けた。