熊野神社(白山神社を合祀) 東京都町田市図師町 旧・村社
現在の祭神 伊邪那岐命・伊邪那美命・天照大神・素盞嗚尊・宇迦之魂神・応神天皇・菅原道真
本地
白山神社聖観音

「新編武蔵風土記稿」巻之九十六
(多磨郡之八)

上図師村

白山社

小名半沢にあり、 社頭五石一斗の御朱印を賜ふ、 社上に覆屋を設く、 本地正観音木の立像にて、長八寸ばかり、 社前に鳥居をたつ、 当社の勧請はいとふるきことにて、その年代は語りもつたえずと云、 承久の頃、小山田次郎重義が、修理を加へしことは前に出せし所なり、 その余の来由詳ならず、
別当大蔵院 村の南にあり、図師山と号す、本山修験なり、 承久の比本社修理のことを企しと云ときは、ふるき寺院なること知るべし

熊野社

除地、陸田一段五畝、 小名宿にあり、 小社にて覆屋あり、 まへに鳥居をたつ

大正5年、白山神社を熊野神社に合祀