熊野神社 千葉県勝浦市大森 旧・村社
現在の祭神 伊邪那美神
[配祀] 速玉男命・事解男命
本地 阿弥陀如来・薬師如来・千手観音

千葉県ホームページ[LINK]より

(勝浦市)熊野権現本地仏[LINK]

市指定文化財(昭和47年2月8日指定)
勝浦市大森571(所有者:熊野神社)

木造阿弥陀如来立像
・木造千手観音立像
・木造薬師如来立像

三像とも台座を含めてカヤ材の一木造り。 いずれも素地で髪、眉、目、ひげ、胸飾り、化仏などに墨や朱を施してある。
阿弥陀像43センチ、千手観音像38センチ、薬師如来像41センチ。 千手観音像は左右とも八手、別材で腕の付け根から接きつけてある。 造像年代は室町時代。
薬師如来像背面に
文明五年癸巳十二月二日時檀那
権律師周防 実名秀親小太郎
の墨書銘がある。
三像とも紀州熊野権現の本地仏で証誠殿、早玉宮、結宮の三宮に祀られ、本地仏を継承したものであり、熊野信仰の盛んであった房総の地に残された貴重な文化財である。
(「勝浦市の文化財」より)