| 国玉神社 | 福岡県豊前市求菩提 | 旧・郷社 |
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| 現在の祭神 | 顕国霊神・伊弉冊尊・伊弉諾尊 |
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| 本地 |
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人皇廿七代継体天皇即位より廿年（丙午）歳、 猛覚磨聖者卜仙と云もの此岳の金光に認て山頭に学登たりしに、 頗神明降霊の瑞相いちしるきか故に、始て顕国霊神の祠を建て是を祭奉る、 是神霊此岳に鎮座有し（始故）也、 爰に亦威奴嶽といふ峻嶺あり、山霊尤強暴にして国家に害をなすか故に、 卜仙是を降伏し彼嶽の絶頂に一つの甕を置八鬼を悉く其霊を甕の中に封し、 籠しより人民彼凶悪を免れたりとして（甕を埋し所を今俗に甕の尾といふ）、此山霊鎮祭の事今に至るまて、正月八日鬼会の修法と云て執行ふは、 卜仙か伝へし大秘法にして、鬼神と祟祭るは、則威奴嶽の山霊也
［中略］
四十四代元正天皇養老四（庚申）年、 白山大権現行善和尚に託して、此岳の霊石□影向し給ふ事あり、 始め和尚此山の西北三里余の海浜に鬼か洲と云所あり、其所に遊たりしに一ツの神剣を得たり、 殆奇異の思をなし弥勇猛金剛心の念力を固す（此所今号権現森）、 時に天女空中に現し、和尚に告て曰、 善哉大徳汝に妙法を授へし我は是白山権現也、汝か行化を助けんか為山海遥に来たり、則所護の法力を現すへし
［中略］
又或時和尚山嶺に到りしに、霊石の上にてまのあたり白山権現本地の妙躰十一面尊の霊像一躯を得たり、 恭敬礼拝して地主神明と同しく山頭に崇座し奉り、両所大権現と祭り奉まつりけり、 則山を求菩提山と改め寺を護国と号け、許多の伽藍を営構して、奏聞を遂祭会を始めて永く鎮護国家の道場となしたり
夫御嶽白山妙理大権現者日域男女元神伊弉冊尊也、 養老四年御嶽霊石降臨座奉闚本地十一面観世音南方能化大菩薩為末代濁世発抜苦与楽誓変三十三身、
［中略］
御嶽最初鎮座地主明神大己貴、 権現ハ継体天皇御宇示現此神嶽、 顕国玉命也、嘗経営国玉為顕見蒼生及畜産、 則定其療病方而復本地薬師如来現給、
［中略］
小白山大行事者伊弉諾尊神化垂迹飯盛弧峯補両所和光、 化導此嶺来臨現弥陀来迎相顕本地妙躰、 ［中略］ 顕飯盛権現則現偉大夫曰小白山聖観音自在変身也、 ［中略］ 西刹教主亦観音同躰者歟、
一万十万金剛童子者大聖文殊普賢大士垂化而号体童子、鎮守護神門輝両所威光乎、
倩考、当山所属霊峯六所権現、本地所常在山権現者、 若宮一佐羅王子本地不動明王也（号山内白山峯中金剛界）、 松尾山権現者三宮二佐羅王子本地如意輪観音也（后白山妙理薩埵勧請本地十一面而巳）、 両界山権現者禅師宮四佐羅王子垂迹本地地蔵菩薩、 玉置権現者剣宮五佐羅王子本地毘沙門天王、 釈迦嶽者児宮垂迹六佐羅王子本地釈迦牟尼如来也、 第六宝勝山権現者加宝三佐羅王子本地虚空蔵菩薩、 （六所都皆号白山権現）、 六所王子峯々垂迹仰両所大権現神力霊験掲焉也