野辺野天満宮 三重県津市久居二ノ町 野辺野神社の境内社
現在の祭神 菅原道真
本地 十一面観音

「八幡宮古記」

当山の八幡宮は本来小戸木村の氏神に而旧鹿嶋村と申時、今の小戸木川の北小戸木村の東に鎮座有若宮一本松の処也。 毎度満水に相成候に付今の御屋敷表御門の東一丁余其所に鎮座有、小戸木村の氏神となる時、寛文十庚戌年、国主の御願に而鬼門除御殿より丑寅の間に当り、此所に御遷座、大守の御氏神并久居中の守護神也。 小戸木村は末代迄古氏子也。
地主は天満宮、当寺開基僧は伊州より罷越、藤堂源助箕浦少内殿成に而当地へ寺を建、一番に天神鎮座本地十一面観音也。
明治41年、久居八幡宮は愛宕神社・久居神社等を合祀し野辺野神社と改称