女体神社 埼玉県三郷市彦野 村社
現在の祭神 筑波女大神
本地 十一面観音

「埼玉の神社 大里・北葛飾・比企」

女体神社

  三郷市彦野1-42(彦野字前道)

歴史

 当社の創建年代は明らかでないが、口碑によると、筑波山の女神を勧請したことに始まるという。 また『明細帳』には「不詳ト雖モ元禄十巳年(1697)検地前ヨリ社殿建立有之及天保十三寅年(1842)九月中氏子尽力シテ再建」とある。
 別当については『風土記稿』に「女体権現社 村の鎮守なり、密蔵院持」と載せている。 この密蔵院は、彦成村の大寺である円明院の末寺である。 ちなみに、本殿内に納められている本地仏の十一面観音座像は、同じ円明院の門徒である下彦川戸村の玉蔵院の法印祐梓により奉納されたことが、その銘文からわかる。