遠賀神社 山形県鶴岡市井岡 式内社(出羽国田川郡 遠賀神社)
旧・郷社
現在の祭神 豊岡比売神・稚産霊神・鳴雷神・大山祇神・高龗神・猿田彦神
[合祀] 天照大神・軻遇突智命・伊弉諾尊・伊弉冉尊・大己貴神・仲姫命・山末之大主神・応神天皇・玉依毘売命・神功皇后・武甕槌神・経津主神・天児屋根命・比売神・菅原道真・吉祥姫・中将殿・倉稲魂命・素戔嗚尊・大市姫神・五十猛命・上筒之男命・中筒之男命・底筒之男命・気長足姫命・少彦名命・田心姫命・湍津姫命・市杵嶋姫命・大物主神・大国魂神・菊理媛神
本地 大勢至菩薩

「出羽国風土記」巻之二

井岡大権現[LINK]

当社は延喜式神名帳に載せ有る遠賀神社なり 祭神は豊岡比咩神稚産霊神鳴雷光神大山祇神高龗神五柱の神とす 遠賀山字伊波乎井に鎮座 中世以降神仏混淆し天長二年に至り大伴親王の御子貴貞卿源楽上人梵刹を創設し阿迦井坊遠賀井寺と云ふ
[中略]
後別当附会の称号を奉り井岡大権現と称し本地勢至菩薩を合祀す

「日本の神々 12 東北・北海道」

遠賀神社(新野直吉)

 祭神は豊岡比咩神・稚産霊神・鳴雷光神・大山祇神・高龗神・猿田彦神・天照大神ほか三十柱ほどであるという。 延喜式内社田川郡三座のうちの一座「遠賀神社」(小社)と考えられている。 創祀の年代は不明である。 もと岡山村(鶴岡市岡山)伊波乎井(伊波生台・岩台)に鎮座していたのを、天長二年(825)に現在地に遷したと伝えられる。
[中略]
 天長二年に井岡に移ると「井岡寺」が建てられたともいわれ、また阿迦井坊遠賀井寺を開き伊波乎井山の大山祇神社を遷して寺内鎮守にしたともいわれる。 しだいに神仏習合によって井岡大権現と呼ばれるようになるが、その本地仏は勢至菩薩で、さらに遠賀井寺は観世音菩薩を本地とした。