八幡神社 神奈川県秦野市尾尻 旧・村社
現在の祭神 誉田別命(応神天皇)
本地 阿弥陀如来・観世音菩薩・大勢至菩薩

「新編相模国風土記稿」巻之五十三
(村里部 大住郡巻之十二)

尾尻村

八幡宮

社地は小丘にて鶴疇山と称す、 尾尻・大竹両村の鎮守なり、 祭神応神天皇、 神体馬乗の像なり、 例祭八月十五日、 本地三尊弥陀(銕鏡に鋳出し傍に建保三年九月十六日の数字見ゆ) 社領三石五斗の御朱印は天正十九年十一月賜はれり、 其頃にや東照宮当社に立寄らせ給ひ、神主屋鋪内にて御休息ありしと云伝ふ、
[中略]
幣殿・拝殿・神楽殿建つ、
△末社 春日 熊野 神明 二 稲荷 御嶽
△山王愛宕飯綱合祀
△神主高橋長門 吉田家の配下なり