八幡神社 埼玉県八潮市大曽根 旧・村社
現在の祭神 誉田別尊(応神天皇)
本地 阿弥陀如来

「新編武蔵風土記稿」巻之二百四
(埼玉郡之六)

大曽根村

八幡社

村の鎮守なり、 福寿院持、 土人の口碑には、昔は末社の稲荷を以て鎮守とせしが、元亀二年甲冑せし八幡の像を勧請して鎮守とせり、 其後延宝二年地頭森川摂津守重房、新たに束帯の八幡を勧請して、元の像は福寿院に安ずといふ
末社 稲荷 天神

福寿院

新義真言宗、八條村西勝院末、光林山満蔵寺と号す、 本尊弥陀を安ぜり、行基の作、是は鎮守八幡の本地仏にして、地頭森川氏の家人根塚善左衛門定武と云者、奉納せし由、坐像にて長一尺五寸許