八幡神社 神奈川県伊勢原市東大竹 旧・村社
現在の祭神 誉田別命(応神天皇)
本地 聖観音

「新編相模国風土記稿」巻之四十六
(村里部 大住郡巻之五)

大竹村

若宮八幡宮

村の鎮守なり、 神躰二躯(各束帯馬上の像、其一は弘法作、長九寸五分)を置、 本地仏正観音(鉄像長一寸八分、是も弘法作と云) 例祭九月十九日(此日境外の馬場にて近村の民乗馬す) 社地丘上にして老松蔭を交へ、最も勝地なり、 石二顆(一は径三寸許、如意の二字を書す、一は径四寸許)を社宝とす、 幣殿・拝殿・神楽殿等あり、 光明寺持、
△鐘楼 鐘は銘文なけれど、古鐘にして往昔軍陣に用ゐし物と云(高二尺七寸、径一尺九寸)
△末社 金毘羅 稲荷 天王 天満宮
△足跡石 社地より十間許隔て在、里俗八幡御足跡石と称せり、石面に足跡の如きものあり