雷電神社 埼玉県加須市南大桑 旧・村社
現在の祭神 別雷命
[合祀] 倉稲魂命 <稲荷社>・武甕槌命・斎主命・天児屋根命・比売神 <鹿島社>・大日孁貴尊 <神明社>・応神天皇 <八幡社>
本地 十一面観音

「埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父」

雷電神社

  加須市南大桑3478(南大桑字東岡)

歴史

 当社は元来、大字南大桑の一耕地である東岡のみの鎮守であったが、合祀によって大字の鎮守となったものである。
 口碑によれば、当社は門井家(屋号、大門井)の北に隣接してあったが、同家が屋敷を広げるに当たり、ほかの七軒と共に移築した。 この際、当地に幾つも連なってあった小丘の一つを利用し、その上に当社を建てた。 後にこれらの小丘を利用して、利根川の堤が築造されたため、当社は今のように堤上にあることとなったという。
 主祭神は別雷命で、本殿に十一面観音を安置し、三十三年に一回づつ行なわれるその開帳時には、盛大の祭りが行われる。