坂本神社 | 新潟県南魚沼市大倉 | 式内論社(越後国魚沼郡 坂本神社) 旧・無格社 |
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現在の祭神 | 天津彦火瓊瓊杵命・木花開耶姫命 [配祀] 彦太忍信命・紀白糸姫命 |
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本地 | 薬師如来 |
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三の宮をは八海大明神と申す。 本地は薬師如来これなり。 この仏は東方浄土の教主、十六王子の最初なり。
祭神は天津彦火瓊々杵尊と妃の木花開耶姫命、配神は彦太忍信命(第八代孝元天皇の息子)、紀白糸姫命である。
明治十六年(1883)の『神社明細帳』に、「創立年代不詳延喜式神名帳記載ノ当社タル旨当村ノ産土神タリ、明治五年旧柏崎県ニ於テ村社ニ列シ其後改革ニ付社格ヲ廃ス同六年七月再建社伝ノ趣ハ天孫降臨ノ天磐船ニ乗リ不見国遊行シ給ヒシ時行在」とある。
大同三年(808)、空海が登山したところ、山上に八つの池があったので八海山(標高1775メートル)と称したという。 この山の本地仏を薬師如来、垂迹を国狭槌尊として八海山信仰が成立した。 登山口の坂本神社が里宮となり、八海大明神と称した。