山王社 見捨地、十六歩、 小名大平にあり、 社三尺四方、 南向、 神体は直径一尺ばかりの鏡、面に大日の像と、左右に猿の貌を鋳出せしものにて、 その背後に寛永五子年五月吉日、本願主栗原彦兵衛と鐫れり、 安養寺の持