浅間神社 神奈川県横須賀市津久井  
現在の祭神 木花咲夜毘売命
[合祀] 素盞嗚尊 <八坂神社>・猿田彦命 <日枝神社>・保食命 <御霊神社>
本地
三浦富士権現薬師如来
牛頭天王薬師如来

「新編相模国風土記稿」巻之百十二
(村里部 三浦郡巻之六)

津久井村

牛頭天王社

例祭六月七日より十五日に至る(祭礼中神輿を旅所に移置) 本尊薬師は東光寺に置り、 村持下同、
△末社 金毘羅

東光寺

七宝山医王院と号す、 古義真言宗(逗子延命寺末)
[中略]
△薬師堂 薬師は行基作(長二尺二寸五分)義行信仰せし像なり

七寶山 東光寺[LINK]より

東光寺のご紹介[LINK]

本尊 薬師如来

もともとは東光寺薬師堂の本尊であったが、関東大震災にて本堂が被災したため 薬師堂を移築し仮本堂としてあらためた際に本堂本尊として遷座された。 三浦富士の本地仏でもある。

【ご真言】 おん ばいせいぜい ばいせいぜい ばいせいじゃ さんぼりぎゃてい そわか
おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
南無三浦富士大権現(なむみうらふじだいごんげん)

【仏像】
伝 行基作 (室町時代前期頃の作と推定される) 
頭髪部はいわゆる清涼寺様式釈迦如来と同じ縄目状の髪を表す。 
これは生身の如来をあらわしている。
左手に薬壺を持ち、右手は施無畏の印を結び結跏趺坐する。

寄木造 像高 67.6cm

薬師如来(牛頭天王社ご神体)

現在の浅間神社に合祀された八坂神社のご神体。

八坂神社(祇園)の祭神は牛頭天王(ごずてんのう)でその本地仏は薬師如来とされた。

『相模国風土記稿』に「牛頭天王社本尊薬師は東光寺に置けり」とある像。
秘仏。
明治41年、八坂神社(牛頭天王社)を浅間神社に合祀