神明神社 埼玉県さいたま市見沼区南中丸 旧・村社
現在の祭神 天照大神
本地 雨宝童子

「埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉」

神明神社

  大宮市南中丸1388(南中丸字北五反田)

歴史

 当社は、古くから「向の神明様」と呼ばれている。 創建に関する伝えはないが、矢部一家や大島一家といった旧家によって祀られてきたことから、村の開発の当初に、これら旧家の先祖たちによって創建されたものであろう。 祭神は天照大神で、本殿には、両部神道で天照大神が日向国に下生した時の姿といい、また大日如来の化現したものともいう、雨宝童子像を奉安する。
[中略]
 その後、明治四十年七月八日に中山神社(大宮市中川)へ合祀されたが、社殿は旧地に残されたまま祭祀も継続して行なわれた。 太平洋戦争後、いち早く神社再興の声が上がり、南中丸の他の三社と協力して尽力した結果、昭和二十二年に復祀された。