神明社(金山社を合祀) 神奈川県足柄上郡山北町皆瀬川  
現在の祭神 大日孁貴命 <神明社>
[配祀] 大山祇命・金山彦命 <金山社>・倉稲魂命・大山咋命・素盞嗚命・火結命・天児屋根命
本地
金山社阿弥陀如来・大日如来・釈迦如来・薬師如来・聖観音・十一面観音・地蔵菩薩

「新編相模国風土記稿」巻之十六
(村里部 足柄上郡巻之五)

皆瀬川村

神明社

村の鎮守なり、 里俗高杉太神宮と呼べり、 (内外二宮祠を安ず、内宮の神体銅鏡の内仏像二体鋳出せり、外宮の神体神鏡像鋳出なし、共に無銘なれども、古色にして近代の物とは見えず) 例祭八月十六日、 山神を相殿とす、 村持、 下同、

金山社 二

内一は正長三年の銅鏡を神体とす、(径一尺一寸八分)仏像七体並に日月を鋳出せり、 裏に正長三年の銘あり、(按ずるに、正長三年と彫れども、正長は元年のみにして、翌年九月既に永享と改元あれば、今年は永享二年に当れり、全く年号を誤れるなるべし)
相州西郡河村郷
深沢金山御本地
阿弥陀仏
大日如来
釈迦如来
薬師如来
聖観音
十一面観音
地蔵菩薩
[図]