神明社 | 愛知県岡崎市本宿町 | 旧・村社 |
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現在の祭神 | 天照皇大神 |
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本地 | 観世音菩薩 |
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法蔵寺伝記に曰く、日本武尊東夷御征伐の砌、此地を通御在らせ給ひ、遥に山上を見給ふに、紅白二色の雲棚引き、恰も錦の御旗の如くなりしかは、尊御威の余り峰に登られ、天照皇大神を遥拝して戦捷を祈らせ給ふ(仁村山の名称茲に起る。と云へり)
後、文武天皇 大宝元年、僧行基諸国を行脚し此地に来り、日本武尊の霊場と聞き其所の杉を切り、観音の像を刻み一堂を建立して此の所に安置し皇大神の本地仏となせり。 その後弘法大師来りて堂中に三七日間の密法を修し国家安泰を祈りき。等と伝ふ。