白鬚神社 石川県金沢市本町二丁目 旧・村社
現在の祭神 素戔嗚尊
[合祀] 菅原道真
本地 不動明王

「加賀諸神社縁起」上

木新保白鬚神社略縁起

抑当社白鬚明神の来歴を尋るに、人皇七十三代堀河天皇の御宇永長年中に創立の由古来申伝たり、 往昔は石川郡安江郷の鎮守社にて、安江の村地に五十間の社地ありて、不動明王の大像を本地仏となし社僧も多く居たりしかと、 当国久しき国乱に悉く離散して、僅に社守一人残りて小祠を営み法燈をかゝけけり、 然るに世治り泰平に属し、寛永年中氏子共漸く社頭・坊舍を再興せし処、明暦元年泉野に於て社地賜るへき旨利常卿より仰渡されたり、 然る処、氏子共、氏子地を立離れ社頭断絶仕るへく旨御断り申上たり、 故に其旨利常卿聞召けさせられ、其分に相成、万治二年に右往古よりの社地御用地に相成召上られ、替地追而賜るへき旨仰渡され、同年木新保津田勘兵衛上知の内三百六歩を賜りけり、 依て移転、社殿・坊舍造営す、寛永元年百四十歩地子地請込たり、 往古大社たりし頃は、本地不動殊に霊験いちしるしく、諸人の信仰も亦甚しといへとも、中古衰微して昔の名而残れり
昭和49年、木ノ新保町より本町二丁目に移転