少彦名社 石川県羽咋郡志賀町酒見 旧・村社
現在の祭神 少彦名神・酒見姫命
本地 薬師如来

「いしかわの神々 —信仰と美の世界—」

木造 薬師如来坐像 一躯

平安時代(10~11世紀) 像高120.0、膝張94.0、奥行76.0
志賀町 龍護寺

 本像はかつて酒見の少彦名神社の本地仏と伝え、明治初年の神仏分離の時に龍護寺に移座したものという。 少彦名神社の祭神である少彦名命は、その多彩な神徳のなかで医薬や温泉の神と信仰されており、そうしたことが薬師如来と同体とみなされた。