住吉神社 東京都八王子市片倉  
現在の祭神 上筒男命・中筒男命・底筒男命
本地 十一面観音

「新編武蔵風土記稿」巻之百三
(多磨郡之十五)

片倉村

住吉社

城山にあり、 村の鎮守なり、 社は五尺の宮造なり、 覆屋あり、三間に五間、 本地十一面観音、脇士に不動毘沙門を安す、運慶の作なりと云、 神体は円き鏡なり、これにても近き鎮座にあらざることしらる、 語り伝に当社は古へ大江備中守師親在城せしころの守護神なりと、 もししからば別に神体ありて、この神体は後に造りしものなるべし、 師親は応永の比の人なり、 祭礼毎年七月十九日、 慶安年中御朱印七石を御寄附あり、
別当来光寺 村の東北にあり、新義真言宗、同郡宇津貫村龍光寺末