素盞嗚尊神社 兵庫県神戸市北区大沢町中大沢 旧・村社
現在の祭神 素盞嗚尊
[配祀] 月読尊・櫛稲田姫命
本地 薬師如来

「有馬郡誌」上

素盞嗚尊神社[LINK]

【祭神】素盞嗚尊 月夜見命 櫛稲田姫尊
【由緒】社記によれば本地薬師如来を斎祀せしが明治維新の藩主三田領九鬼氏其藩臣をして、神社祭神を取調べたるに際し、棟札及び古像を焼棄したるを以て、其創祀年代分明せざれども、現今の建物は寛永年代の建立なり。

「平成祭データ」

御由緒

当神社は往昔より当村の鎮守牛頭天王社と称し祭神には素盞嗚尊、相殿には稲田比売命、月読見命を奉斎し、本地として薬師如来を合祀せし所にして其の創立年暦不詳なれども古老の伝説及び口碑を徴するに往昔和田盛遠の末裔善盛(現今の和田家の祖先)なる者浪士となりて此地に蟄居し当社の側に私財を投じて日照山法寺庵を建立し当社を鎮守とし御供田として若干を寄進し祭資料に充つ 然るに天正八年正月織田信長の家臣羽柴秀吉播州三木城主別所長治を攻略の時隣村上大沢けし山の砦及び社坊法寺庵に火を懸け烏有に帰せしむ 寛永年間社殿を再建し明治維新の際御供米田を没収し明治六年村社に列せらる