飛櫓権現社	石川県金沢市戸室別所

現在の祭神	不詳

本地	薬師如来・聖観音・不動明王

「加越能寺社由来」

寺社由緒書上[LINK]

　千手院（真言）
一、当寺開基、天長年中中田村之末孫衆愛法印、清水観音致勧請、則千手院号勅額申下、年々捧巻数被成下　綸旨・御引付御座候共、紛失仕候由承候。
一、飛櫓権現者本地薬師・正観音・不動尊并白山権現・愛宕山権現勧請之霊峯ニ御座候。 其砌麓寺庵等多御座候由申伝候。

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「加賀志徴」巻十三（河北郡）

飛櫓権現[LINK]

○飛櫓権現　金沢野町千手院由来記に、天長年中、田村丸の末孫衆愛法印、清水観音致勧請。 千手院号勅額を賜ひ、飛櫓権現、本地薬師・観音・不動・愛宕・白山権現を勧請。 雲峯にて其麓に寺庵有之由。 慶長五年修理谷にて屋敷賜り、其後野町今の地へ移すとあり。 ○按ずるに、千手院は白山の衆徒にて、今鶴来に千手院跡あり。 然ればそのさきは鶴来にありたるべし。 飛櫓権現とは今の戸室山の神霊にて、白山禅帳私記にいへる飛櫓是なり。