土室白山神社 石川県能美郡川北町土室 旧・郷社
現在の祭神 伊弉諾命・伊弉冉命・菊理媛命
本地 阿弥陀如来

「平成祭データ」

土室白山神社の由緒

桓武天皇の延暦三年(784)の創立と伝え伊邪那岐命伊邪那美命菊理媛命を祀る 山上山下二郷の総社と仰がれ諸堂を備えて広大な社領を有し 神佛習合の時代は本地佛に阿弥陀如来を奉祀して白山大権現とよばれたが 加賀の名族富樫氏の崇敬厚く 社伝によれば文明年間に同政親が神領を寄進したといわれる。
中世には手取川の洪水のため古屋敷より現地に移ったが 境内にそそり立つ巨樹は古社の面影を伝え 老欅にかかる大藤は五月に花をつけて訪う人多く 世に藤宮様と親しまれた。
明治九年土室白山神社と改称し、大正三年には郷社に昇格した。