鶴嶺八幡宮 | 神奈川県茅ヶ崎市浜之郷 | 旧・郷社 |
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現在の祭神 | 応神天皇 [配祀] 大鷦鷯命(仁徳天皇) [合祀] 佐塚大神 |
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本地 |
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鶴嶺八幡社
慶安二年八月社領七石の御朱印を附せらる、 往還より社前まで若干を隔つ、 其大門の左右雑木繁茂し、又横大門ありて十字をなせり、 下の佐塚と共に当村・下町屋・円蔵・西久保・矢畑・松尾・茅崎七村の鎮守なり、 佐塚明神と両社相並て、拝殿は両社の前に一宇あり、 縁起に據ば別社なり、 故に今別記す、 社伝に筑紫宇佐鷄足寺の僧道印法師、八幡本地種寺の正躰を奉じ来て祀る、 是長承二年八月別当勝福寺(常光院の旧名なり)草創の時なりと云、 【東国紀行】にも当社の事見ゆ、 例祭九月十五日、
△石鳥居 大門の入口にあり(高一丈五尺)鶴嶺八幡宮の額を掲ぐ、
△神木 二 一は槙(囲一丈八尺)一は銀杏(囲一丈五尺)
△御手洗池 小池なり佐塚明神社
社伝に建久二年此浦に伊予の三島の神出現あり、 依て現住思允勧進して社を建立し、社僧六坊を定む、 佐塚と号する由来は伝へず、 例祭六月二十九日、午時浜下りとして茅崎村海浜まで出輿す、入輿の時南湖(茅崎村の属)及び大門中程に暫時跓むを旧例とす、 神躰は木像、長一尺二寸両社別当常光院
龍燈山と号す、古義真言宗(茅崎村円蔵寺末)本尊不動及八幡本地三尊弥陀を安ず、
[中略]
△薬師堂 佐塚明神本地仏なり、又円径四寸八分の銅鏡に薬師仏を鋳出せるものを置