鵜江神社 岡山県小田郡矢掛町西川面 式内社(備中国小田郡 鵜江神社)
旧・郷社
現在の祭神 吉備津彦命
本地 薬師如来

「備中誌」(小田郡 巻之五)

鵜江神社[LINK]

鵜江神社 祭例八月二十一日二日、社僧江良村西方院、社人鳥越某、宮西甚太夫、境内壱反九畝守護不入免除也。
本社〈方三間〉、末社〈六座〉、検地之時甚太夫持分にて高付ト成。
神楽所〈二間ニ六間〉、新見領分成。
同所の内ニ釣鐘を置く。 石鳥井、鵜江大明神と有、往来の側に在、本社より九町。 此神、星田、黒木、宇内、水砂、川面、本堀、浅海、江良等の産土神也。 小田村、小林村には別に社を建て、宇内村には鵜成社と称してけり。
延喜式備中国小田郡鵜江神社と有、是也。
文徳天皇嘉祥四年正月正六位に叙せられ、清和天皇貞観元年二月二十七日従五位下を授給ふ。 即備中国十八神の其一にまします也。
本地薬師仏、木地黒の仏有。 又御正体は合して二箱に納む。