八宮神社 埼玉県比企郡小川町能増  
現在の祭神 日本武尊
本地 十一面観音

「新編武蔵風土記稿」巻之百九十三
(比企郡之八)

能増村

八宮明神社

村の鎮守なり、 祭神は日本武尊にて、十一面観音を本地仏とせり、 当社は古へしばしば丙丁の災に罹して、社頭も次第に衰微せしを、松山の城主上田安独斎再興して、社領も寄附せし由、万治元年別当秀永が知るせし縁起に見えたれども、旧記等は皆失ひて詳なることを伝へず、
末社 鹿島社 香取社 稲荷社
別当南光院 本山派修験、男衾郡板井村長命寺配下、八宮山林蔵寺梅本坊と号す