神社名 森山社
現在の祭神 櫛稲田姫命
所在地 神奈川県三浦郡葉山町一色2165
風土記稿の記事

巻之百八(村里部 三浦郡巻之二)

一色村

○森山明神社  鎮守なり、 神躰は束帯の座像 天平勝宝年間良弁僧正勧請すと云、 天正十九年十一月社領三石を寄附せらる、 例祭毎年十一月十五日、 但三十三年に当るの年は十一月十三日、小坪村天王神楽を迎、十四日に神楽を奏し、 当日鶴岡社人伶人八乙女等来て管絃を奏し、二神輿を兒て海岸に至る、是を神忌と唱ふ、 又毎年十一月十四日御酒水と称し壺中に水を盈、是を宝殿に納置、 明年十一月十五日早天に是を開き其水の減ずる多少によりて翌年の豊凶を卜す、 故に里俗当社を世計明神と称す、 玉蔵寺持、
△末社 稲荷 疱瘡神