○雷電社 村の鎮守なり、 神躰は束帯騎馬の像なり、 牛頭天王を合祀す、 天正九年領主朝倉能登守勧請す、 事は宝永四年再建の棟札に見ゆ、 古は塩浜の辺にあり、 今其地を奥院と云ふ、 混柏一株あり 神木と唱ふ 社領二石の御朱印は天正十九年賜ふ 例祭六月十五日(当日神輿を奥院に移し、神楽を奏す)、 九月九日 村持下同じ、 △末社 稲荷 疱瘡神