友成純一著作リスト

令和4年2月20日
[ホームページ]

参考文献


<小説>

<内容紹介>はカバー・帯などから引用
  1. 肉の儀式
    ミリオン出版, スナイパーノベルス, 1985.10
    • 肉の儀式
    • 猟人日記
    <内容紹介>
    俊英・友成純一がバイオレンスの極限に挑んだ、スーパーリアリズム。奇形・神隠し・村・霊——。 世紀末の掉尾を飾る"滅びの文学"登場! 

  2. 凌辱の魔界
    マドンナ社, マドンナメイト文庫, 1985.12
    幻冬舎, 幻冬舎アウトロー文庫, 1999.12
    <内容紹介>
    戦闘機械・鬼道の仕事は新宿区のT町研究所に生身の人間を斡旋することだった。 そこでは遺伝子工学の名の下、狂気の人体実験が行われていた…。 グロテスクに口を開ける肉塊から流れ出る血と体液、蠕動する腸や胃袋、飛び散る肉片の放つ生臭い光… 異常を極めた設定で地獄を描ききり、空前絶後の残虐性に抒情すら漂うホラー文学の一大傑作。

  3. 獣儀式
    マドンナ社, マドンナメイト文庫, 1986.03
    幻冬舎, 幻冬舎アウトロー文庫, 2000.06
    • 狂鬼降臨 (SMスピリッツ, 1985年8月号〜1986年1月号)
    • 殺人餓鬼(ホラーフリーク)ショートショート
      • 娘に虫がつく
      • 少女の性欲
      • 少女パノラマ
      • 反革命の屍をこえて!—ある活動家の手記より
      • ブラウン管ドローム—念映
      • 「もっと刺激を!」—恐怖の濃硫酸浣腸
      • "彼"は廃人
      • ぼくのママは吸血鬼—恐怖の近親相姦
      • スカートめくりがへんたいの始まり—透視
      • 『死霊のはらわた』ごっこ
      • 『悪魔のいけにえ』ごっこ
      • 『ハロウィン』ごっこ
      # 「娘に虫がつく」〜「スカートめくりがへんたいの始まり—透視」はマドンナメイト文庫には未収録)
    <内容紹介>
    突如あふれるように現れた殺戮<鬼>たち。 なんの理由も理解も与えられず、ただ嬲られ殺されるのを待つしかない人間たち。 ヒューマニズムなど嘲笑するかのように繰り返される大量虐殺。 精密なスプラッター描写で地獄を描ききり、まさに神がかった著者・友成純一の『凌辱の魔界』と並ぶ世紀の傑作。 残酷ショートショート12編を収録した完全版。

  4. 聖獣都市 <土竜の聖杯>
    廣済堂出版, 廣済堂ブルーブックス, 1986.08
    廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1988.12
    <内容紹介>
    新宿のKプラザにオカルト教団が出現。 それとともに東京はポルターガイスト、電車事故、さらに駅、地下街、家庭において全身が突如ザバッと爆砕する超カマイタチが続発する街と化していった。 教団のもつ教義、そして"土竜の心臓"とは何か? Kプラザには今日も狂信者となった女性が消えて行く。 スーパー猟奇アクション。

  5. 肉の天使
    ミリオン出版, スナイパーノベルス, 1986.11
    <内容紹介>
    無法の町・渡久呂では、かつて美樹を凌辱した市子たちが悪徳の限りを尽くしていた。 復讐に燃える美樹は、ある日—— 俊英・友成純一の第二弾。

  6. 凶殺都市 <土竜の聖杯(2)>
    廣済堂出版, 廣済堂ブルーブックス, 1987.01
    廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1988.12
    <内容紹介>
    新宿は局地的大地震、聖戦士の出現などにより廃墟になりかかっており、超高層ビル区はドーム型のこの世ならぬ銀の輝きに包まれて、"聖域"と呼ばれるようになっていた。 すべては至福教団という妙な教義をもった集団が、そこに埋めた"土竜の心臓"のなせるわざであった…!  スーパー伝奇ノベル。

  7. 妖少女ラルヴァ生贄
    ピラミッド社, ピラミッド文庫, 1987.02
    • 妖少女ラルヴァ生贄
    • 快楽殿の淫獣たち
    <内容紹介>
    ラルヴァは、体内の異様な感触に意識を取り戻した。同時に、自分が窒息しかけていることにも気付いた。 ドックン、ドックンという得体の知れない震動が、全身を包んでいる。 半固定のドロドロした肉塊だった。身体の表面を包んでいるばかりか、口や鼻、肛門や膣から体内に触手を伸ばしている内臓のかなり奥深くまで、粘液状の舌を差し込んでいるらしい。 激しい震動が、身体の内と外の両方から、ラルヴァを揺すり立てた。

  8. 宇宙船ヴァニスの歌
    双葉社, 双葉ノベルズ, 1987.03
    天山書房, 天山文庫, 1990.07
    <内容紹介>
    パトリシアとメアリアンの唇が、ニールの首筋、胸、腹、下腹、内腿…唾液のねっとりとした感触をたたえて忙しく這いまわる。 薬の効果で、その刺激が、ジリジリと痛いくらいの快感を伝えてくる。 辺境の開拓星で春をひさぐ女たちを乗せた娼妓宇宙船ヴァニス。 そこで繰りひろげられる、スーパー伝奇アクション! 

  9. 恐怖の暗黒魔王 <宇宙船ヴァニスの歌(2)>
    双葉社, 双葉ノベルズ, 1987.05
    <内容紹介>
    コワルスキーは、チャイナ・ドレスの下で露わに蠢く女の肉体に、舌舐めずりした。 「ヘヘ、エヘヘ…男は愛する女のためなら、たとえ犬死であっても生命を投げだすものなのさ…」 コワルスキーはわけもなく口走ると、フゴフゴ鼻を鳴らし、メアリアンの髪や首筋の匂いを嗅ぎまわった。 「いい匂いだね、君。すてきな身体だ…」 レーザー・ナイフの刃を、今にも切らんばかりに、乳房に近づけたり離したりする。 そして、切ない溜息をつきながら、物問いた気に竜神童子を盗み見る。 肉を削って良いかどうか、目つきで問うているのだ。 「ダメだ、コワルスキー。大事な人質だ。殺すな…おれは人殺しは嫌なんだ。特に女は、な…」 —辺境の開拓星で春を売る女たちと血腥い男たちの、凄絶で能天気な闘いを描破する傑作痛快篇! 

  10. 人獣裁判
    大陸書房, 奇想天外ノベルス, 1987.06
    <内容紹介>
    反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。 興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。 ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短かいながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった。 彼に快楽を教えてくれた叔父サド神父、人を肉体から解放するために活動をした破戒同盟、異端の教えを口にするアンブレ師…。 1757年3月28日、くい入るように拷問を見つめるサド侯爵は興奮に酔いしれていた。

  11. 新人獣裁判 —狂殺の森—
    大陸書房, 奇想天外ノベルス, 1987.07
    <内容紹介>
    シュバルツバルトのどす黒い森。 そこは半獣人の群盗どもの棲家となっていた。 その中に<疾風>と名乗る一団があった。 首領の名はグラーフ。 容貌魁偉にして凶暴極まりないこの男は、実は名門刑吏アングスト家の後継者たる道を捨てた身であった。 そして、その弟フランツ。 彼は悪魔と恐れられる死刑執行人として君臨していた。 ある日彼は、兄グラーフの持ち去った印章を求めて修業遍歴に出る。 2人を結ぶ運命の糸は…。

  12. 獣神都市 <土竜の聖杯(3)>
    廣済堂出版, 廣済堂ブルーブックス, 1987.08
    廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1989.10
    <内容紹介>
    オカルト教団が新宿のKプラザに埋めた"土竜の心臓"により、超高層ビルの林は、怪光に包まれ、建物はすでに内部も外部もドロドロに溶解し、爛れていた。 突如、身体が爆発して人肉花火と化すカマイタチ現象。 さらに"レディ"と称される教団の魔女は、すでに百万人を突破、山の手線管内は、今や荒野となってしまっている。 その時、大火災の発生した銀座に、ひどく巨大な人の影、まさに身の丈100メートルはあろうかという、巨人の影が出現した。 巨人は果して「救世主」なのか? 

  13. 獣界魔道
    桃園書房, 桃園文庫, 1987.10
    • 蟷螂の罠
    • 人形毟り
    • わが名は殺人鬼
    • 悪魔を呼ぶ声
    • 殺戮の狼煙
    • 緑淫の庭に死す
    • 狂楽神の淫舞
    • 凌殺空間
    <内容紹介>
    くわ、口のなかが焦臭くなった。 眼球の奥で血がふくらみ、顔に残忍な笑みがうかぶ。 そいつの顔の下半分は、すでに完全に砕けており、もう原形をとどめていない。 口と覚しいあたりから、唾液まじりの濁った血がブクブク吹き出している。 こいつは、まるでエテ公の死体だ…。 血と殺りくの呪力にとらえられた男の名は、キラー! 

  14. 血飛沫電脳世界 <宇宙船ヴァニスの歌(3)>
    双葉社, 双葉ノベルズ, 1987.10
    <内容紹介>
    挨拶(ファック)だ、挨拶だ、おれも挨拶がしたい」 ドレスの裾をめくりあげたヨハネの手は、サイボーグ・ハンドである。 生身のなよやかなシンディの腕では、これをはねのけるなど絶対に不可能。 シンディはせめて陰部だけをかくそう、もじもじと腿と腿をすり合わせる。 「ほほう、これが生の女」 ダニエルが両手でシンディの腰を抑え、右に左にひねって肉のつき具合いを値踏みする。 「ちょっと、ちょっと……そんな……やあだこれ、お止め」 シンディのたっぷりした尻たぶが、やんやん、羞恥の痙攣を繰りかえす—— 五年ぶりに地球に戻る宇宙船ヴァニスの娼妓たちを待っていたのは、太陽系ワープ中継ステーションで働く男たち。 いま、飽くなき肉弾戦がはじまる!! 

  15. 魔族創世紀
    有楽出版社, 1987.11
    <内容紹介>
    夢の中で物ノ怪にレイプされつづけた女の胎内に生命が宿った。 それは次第に意志をもちはじめ、胎内から女をコントロールしてゆく。 女は新鮮な生肉を欲しがり、さらに自らの手脚をも食べ尽くした…。 —お食べ、たんとお食べ。大きくなるんだよ。わが子が腹腔の肉を食らう振動、肉の千切れるブツブツという響きが彼女の胴を揺する。それは、ついに女の下腹を食い破り、この世に現れ出た—!  デーモンの子の誕生である。

  16. 殺戮魔幻楼
    勁文社, ケイブンシャノベルス, 1988.01
    <内容紹介>
    世田谷の高級住宅街を、突如連続通り魔が襲った。 犯人は<キング・キラー>。 7人の男女を素手で惨殺したキラーは、高層マンション<シャトー成城>に立籠った。 マンションを警備する警備会社は、重武装の特別工作隊を送り込み、人質救出にむかう。 凶悪犯罪が爆発的に増えた首都圏では、珍しくもない事件で終るはずだった。 だが、コマンドが潜入したマンションの内部は、壁が溶け爛れ、天井から人間の体液が流れる異空間と化していたのだ…。 血が飛沫き、人間が内臓から弾け飛ぶ—つぎつぎと起る超現象を前に、人肉地獄の戦闘が今、火ぶたを切った!  鬼才が書下ろす長篇スプラッタ・アクション! 

  17. 戦闘娼妓伝 <宇宙船ヴァニスの歌(4)>
    双葉社, 双葉ノベルズ, 1988.05
    <内容紹介>
    密偵娼妓船<ヴァニス号>がザハル太陽系にやって来て一年が経った。 ザハル太陽系はいまや、ゲラリと海賊の跳梁する大暗黒星域と化したヴラド星域で最大の歓楽街となっていた。 ヴラド星域中の鉱夫達が、酒と女と麻薬を求めてやって来るからだ。 娼妓達は卓越した性技と魅力で、性的欲求不満が極限に達し、苛酷な肉体労働の苦悩を発散させる娯楽が何もない鉱夫達の心を完全に掴んでいた。 そして、反世界主義分子を統率し、銀河連邦に反旗を翻す民主々義の魔王を求めて放浪しつづけた<ヴァニス号>は、ついに魔王を捉えた!  ——スリムなボディに秘めた戦闘能力と性技を駆使して魔王軍団と対決する戦闘娼妓!  エロチシズムと戦慄が横溢する宇宙戦の決着は。 《宇宙船ヴァニスの歌》第4弾! 

  18. 淫獣軍団 凌辱都市1998
    天山出版, 天山ノベルス, 1988.07
    <内容紹介>
    <地獄の堕天使(ハルマゲドン)>と名のる五人組が、東京・渋谷で最大規模を誇るデパートを襲撃。 中にいた四百人の客を人質として籠城し、政府に渋谷区全域の解放を要求した。 犯人達の真意を掴めぬ捜査本部を嘲笑うかのように、犯人達は見せしめとして、人質百人の首を吊り八階の窓からぶら下げた。 そして中に残った女だけの人質に繰り広げられる、異常な凌辱と血飛沫の殺戳!   超近代都市に現れた狂える彼らの真の目的とは、いったい何か。

  19. 放射能獣-X
    講談社, 講談社ノベルス, 1988.08
    <内容紹介>
    海面下八千メートルの深い闇で、二億年の眠りにつく生命体があった。 現代人の欲望はその海底に放射能廃棄物を沈め、「彼」に巨大な目覚めを呼びおこしてしまう。 人類への復讐を誓う「彼」は、地を震わせ大気を裂いて、列島に襲いかかった!  人も大地も食いつくされる!  文明社会への警鐘、長編パニックの傑作! 

  20. 獣革命 —首都圏大パニック—
    勁文社, ケイブンシャノベルス, 1988.09
    <内容紹介>
    朝のラッシュで混雑する高田馬場駅構内に、突如十数輌の自衛隊・歩兵戦闘車が出現、ホームに溢れる通勤客に向って発砲した。 同時刻、首都圏の数カ所でも、自衛隊が武装蜂起、民間人の大量虐殺を開始し、首都圏は大パニックに陥った。 獣の凌辱、血の殺戮、そして果てしなき破壊…民間人のみならず、自衛隊同士でも殺し合いは行われ、首都圏はしだいにその姿を廃墟と化していく。 自衛隊の目的はいったい何なのか。 スローガンに揚げられた"限りない自由"とは!?  超近代都市を舞台に繰り広げられる狂気の戦闘を描く長篇スプラッタパニック小説の問題作。

  21. 暗黒細胞 —猟奇一族—
    大陸書房, 大陸ノベルス, 1988.11
    <内容紹介>
    人類を滅ぼそうと魔手を伸ばす"魔族"、人々を守るために応戦する結社"地の塩"。 その戦いは、歴史の随所において繰り拡げられてきた。 そして、近未来の東京——。 "魔族"は総力をあげて、再び人類への牙を剥いた。 戦士としての超人を作るべく実験をしていた"地の塩"は焦る。 新島博士は、自らが被験体となり、超人として甦ったが…。 熾烈な戦いの行方は——? 

  22. 無頼漢
    双葉社, 双葉ノベルズ, 1988.12
    <内容紹介>
    鬱蒼と樹が生い茂る新潟県の山腹——この作業現場では軍事機密の工場を作っているらしい。 その機密とは超能力兵器で、それをここで本格的に量産するのだ。 ブル公はS建設からの廻し者。 現場作業員の間にまぎれ込んでいるスパイを狩り出すのが目的なのだ。 ウラナリはこの機密を探り出し、金に換えるつもりらしい。 藤原の爺さんと海野英雄は、これに一枚加わることになった。 ——桁外れの暴れん坊と半端者、そして大酒呑みの無頼トリオが目論んだ型破りの機密強奪作戦。

  23. 淫獣軍団(2) 爆殺都市
    天山出版, 天山ノベルス, 1989.01
    <内容紹介>
    都内で連続する爆破事件に何の手懸かりも掴めず苛立つ捜査本部。 それを嘲笑うかのごとく"一揆衆"と名のる犯人達から届いた犯行声明文。 そこには腐敗した日本に活を入れるため全国規模での爆破の予告が!  そして予告通りに五大都市で爆弾が炸烈し日本は恐怖の坩堝に陥った。 犯人絶対逮補の特命を帯びた権藤と今村喜美恵の武装警官コンビは、犯人の手下が残した「寂光庵のミヤコ様」という言葉をもとに、急遽、京都へ向かったが…。

  24. 狼の子守唄
    勁文社, ケイブンシャノベルス, 1989.02
    <内容紹介>
    一匹狼の殺し屋・神原隆二の女・涼子が誘拐された。 涼子に惚れた神原が、殺し屋稼業から足を洗う決意を固めた矢先のことだった。 神原は現金と引き替えに、涼子奪還に成功。 だがその直後、涼子は神原の目の前で、体内に仕掛けられた時限爆弾によって惨殺されてしまった。 敵は何者!?  復讐の炎を胸に秘め、再び殺し屋稼業に手を染めた神原。 だが、関東を牛耳る帝都連合会長・剛田によって依頼された<殺し>の裏には、涼子の死との密接な関係が…。 長篇ハードボイルド・バイオレンス。

  25. 髑髏町綺譚
    大陸書房, 大陸ノベルス, 1989.02
    • 幻夢を吐く男
    • 問答・赤ん坊の造り方
    • 髑髏町探査行
    • 髑髏町の性科学
    • 髑髏町の支配者
    • 春の運動会
    <内容紹介>
    近未来、東京の一画に、髑髏町とよばれる町があった。 そこにはアル中、ジャンキー、マッド・サイエンティストなど、世の中のはみだ し者たちがたむろしていた。 常識も道徳も良心もなく、怖いものさえなにもない。 奇々怪々な人々の日常には、想像を絶する事件が続出する!  そして、その陰には得体の知れない支配者の存在が——!  魔訶不思議な町を舞台に、幻想の時間と空間が拡がる。

  26. ホラー映画ベスト10殺人事件
    扶桑社, 1989.04
    光文社, 光文社文庫, 2007.08
    <内容紹介>
    ホラー映画評価家、庄内良輔は、バーでピンク映画の助監督とその連れの女に絡まれ、土下座までさせられた。 が、後日、助監督はハンマーで頭蓋骨を叩き割られ、女は頭を粉々に吹き飛ばされた!  さらに、庄内と犬猿の仲である映画評論家・兼松も、釘を無数に埋め込んだ樽に放り込まれ重傷を負う。 「悪魔のいけにえ」「スキャナーズ」といったいずれも庄内が"ベスト10"に挙げたホラー映画の殺人シーンを真似た手口だ。 動機はあるが、アリバイはない—警察に追われる庄内。 そして、またまた殺人が…! 

  27. 魔族狩り
    有楽出版社, 1989.05
    <内容紹介>
    香港の阿片窟で魔物に取り憑かれた男が日本に戻ってきた。 その晩、男は妹を犯し、射出の快楽がムズムズと高まってゆく瞬間、妖怪じみた声を聞き、直後「ぐふ、ぐふふ、ぐふふう」という声を発し、射精と同時に男は意識を消失した。 魔物が顕現したのだ。 男の異常な行動を偶然目撃した魔術研究家は、女霊媒師とともに男を追い求める。 生命エネルギーが最も集中する超高層ビルの地下で、魔物と霊媒師との凄絶な闘いが始まった。

  28. 淫獣軍団(3) 地底王国
    天山出版, 天山ノベルス, 1989.06
    <内容紹介>
    世紀末をむかえた大都市・東京は、犯罪の巣窟と化し麻薬は街のいたるところに蔓延。 薬の密売で絶対的な力を蓄えた暴力団と警察の小競り合いが続いていた。 その麻薬の供給源こそ、京都への首都奪還を唱える狂気の総帥・ミヤコであった。 ミヤコ逮捕を目指す武装警官、権藤・今村コンビだが、今村は拉致され京都の地底王国の神殿で薬漬けのうえ凌辱の限りを尽くされ、今村を救うため京都へ向かった権藤も何者かに捉えられたが…。

  29. 黄金列島(1) —女戦士編—
    祥伝社, ノン・ポシェット, 1989.06
    <内容紹介>
    <九州・高千穂の峰々に眠る"胎内黄金"。 その超絶パワーを解き放つ者こそが、日本を黄金楽園に変えうる>
    首都東京で、流血の戦いが始まりつつあった。 強大な私兵と武器を擁する暗黒将軍長友剛三。 新生日本を希求する市民ゲリラ。 そして中東から帰還した女戦士結城とともに自衛隊を支配せんとする神垣一佐と久能一尉。 はたして胎内黄金とは何か?  そのパワーを解き放ち、光り輝く日本の黄金列島を実現する者は誰か?  血と謀略を空前のスケールで描く著者渾身の力作。

  30. 黄金列島(2) —空飛ぶ要塞編—
    祥伝社, ノン・ポシェット, 1989.06
    <内容紹介>
    <高千穂の秘峰に眼る"胎内黄金"を制する者が日本を支配する>
    首都東京を強大な私設事隊で制圧しつつあった長友剛三が、暗殺教団の手にかかり惨殺された。 一方、横須賀で密かに建造中の空飛ぶ要塞<ビッグ・バン>が完成し、劣勢の神垣軍に勝利は傾くかに思われた。 が、思わぬ事態が出来した。 女戦士結城に魅入られた久能一尉が、彼女と"黄昏の牙"軍団を結成すべく、自衛隊員を洗脳していたのである…。 はたして最後の勝者は?  新鋭が放つ渾身のバイオレンス巨編。

  31. バベル伝説(人の巻)
    廣済堂出版, 廣済堂ブルーブックス, 1989.07
    <内容紹介>
    天龍家は、古来より"闇の盟主"として、日本を支配し君臨してきた。 政財界の黒幕・天龍悟郎は、死後も霊的な存在として、より完璧な支配を及ぼすため、天才建築家・伊賀大二郎を起用し、東京大改造(ユートピア)計画の実現を進めていた。 その計画の目的は、古代エジプトがピラミッドを、古代大和人が古墳を造ったごとく、東京の都市そのものを天龍悟郎の"墓"とすることであった。 天龍悟郎は"至福千年"の王として君臨するのか?   天才建築家の"呪われた宿命"とは——!?  壮大な「神話大系」に取り組んだ、著者渾身の三部作<第一弾>!! 

  32. インカからの古代獣V
    講談社, 講談社ノベルス, 1989.09
    <内容紹介>
    城之内博士をリーダーとする発掘調査隊は、インカ帝国の黄金を求め、ペルーの秘境に乗り込んだ。 闇の魔手による犠牲者を出して、神像を持ち帰る。 しかし長い眠りから蘇った古代神獣Vは、聖像を取り戻し、人間に復讐するため、アンデスを越え、東京を火の海地獄におとしいれる。 興奮のパニック長篇第二弾。

  33. 憎悪の惑星
    勁文社, ケイブンシャ文庫, 1989.12
    • 闘殺拳
    • 呪縛女
    • 九龍(クーロン)城の悪夢
    • 狂える魔神
    • 憎悪の惑星
    <内容紹介>
    爆発的な人口増によって植民惑星の開発を余儀なくされた惑星<青>。 傍若無人な侵略を重ね、数多くの先住民族を滅亡させてきた彼らが、新たに開発に着手した惑星<緑>で受けた、恐怖の審判とは…。 人類の世紀末をオーバーラップさせて描いた表題作の他、著者が真骨頂を発揮したスプラッタ・ホラー4篇を収録するSFオリジナル作品集。

  34. 魔獣戦線 —1990ベルリン—
    天山出版, 天山ノベルス, 1990.03
    <内容紹介>
    東京・日比谷のど真ん中で、東ドイツの経済担当のVIPが襲われ、警固の警官共々暗殺された。 犯人グループはヨーロッパのテロ組織との情報を得た警視庁は、今村・権藤の美女と野獣コンビを派遣。 2人は東独警察のグィド刑事と捜査を始めた矢先に、またもや西ベルリンで暗殺が発生。 懸命の捜査で"ノア"と名のる組織が浮かび上がったが、次々と起こるテロ事件の背後には、そのノアを操る忌わしき存在の深謀遠慮が潜んでいた…。

  35. 闇の謝肉祭 <髑髏町綺譚>
    大陸書房, 大陸ノベルス, 1990.06
    • 闇の謝肉祭
    • 地獄変
    <内容紹介>
    東京の魔窟、ドクロ町は発展を続け、巨大なブラックホールと化しつつあった。 しかし、こここそは麻薬と売春の元締めとも呼ぶ場所であり、もし独占できさえすれば、巨大な富と共に日本の裏世界に君臨することになる。 日本最強最大の暴力団月島組は、この聖域を手に入れるべく、平田大尉を指揮官とする傭兵「ウルフ部隊」をドクロ町に投入した。 魔界と化した町で、人とも獣ともつかぬ住人と、精鋭7名との壮絶なる戦いを描く超伝奇ファンタジー。

  36. 邪神殿の少女 <女戦士フレア伝(1)>
    勁文社, ケイブンシャノベルス, 1990.08
    <内容紹介>
    腰まで伸びた黒髪と黒い瞳、男並みの身長と妖艶な肢体を持ち合わせた蛮族の少女 ・フレア。 失われた祖国を求めて流浪の旅を続けるフレアは今、捕らわれの身となっていた。 路銀を稼ぐため立ち寄った悪徳の町ソドムでトラブルに巻き込まれ、追跡行の末捕獲されてしまったのだ。 ソドムの長は邪悪な魔法を使う大僧正タクハエト。 フレアは頼みの魔剣イスカンダルのみならず着衣すら奪われ、処刑の危機に晒される。 だが、おぞましい凌辱に耐え、ついに脱出に成功したフレアは、ソドムとの決戦に立ち上がった…。 魔剣を手に異国を彷徨う女戦士・フレアの活躍を描く一大冒険の序章。

  37. 獣欲の系図
    廣済堂出版, 廣済堂ブルーブックス, 1990.10
    <内容紹介>
    武闘暴走集団メドゥーサに拾われた記憶喪失の男。 何かの拍子に暴れ出すと前後の見境なく破壊と殺傷を繰り返すその男は、いつしか凶助と呼ばれた。 一方、夜の街を支配する巨大財閥・天龍家—何代にも亙って近親相姦の禁忌を破ることで権力の分散を防いだ一族が、次の跡取り決定を巡り、血みどろの抗争を繰り広げていた。 メドゥーサを率いる女・羅城鬼子は、その機に乗じて財閥の利権を手中にしようと、天龍家の嫡子誘拐を敢行する。 誘拐計画に組み込まれた凶助は、武装警備隊との激しい戦闘の中で、次第に自らの忌わしい過去に目覚めてゆく…。

  38. 淫獣迷宮
    天山出版, 天山ノベルス, 1990.10
    <内容紹介>
    日輪自動車パリ支社長の娘・珠美が"悪魔の手"と名告るグループに誘拐され、彼女を嬲り犯すビデオが送られてきた。 犯人達の身代金要求額は三百万ドル。 日本から急遽パリへ派遣された美女と野獣コンビの今村・権藤刑事は犯人達を追い詰めながらも、フランス警察の失態で取り逃す。 モロッコまで逃走した"悪魔の手"は要求額を五百万ドルに上乗せし、再度送られてきたビデオには全裸で凌辱される珠美の瞳に妖しく煌くナイフが——。

  39. 淫夢魔
    有楽出版社, 1990.10
    <内容紹介>
    淫夢魔に取り憑かれた人妻。 夫と激しい愛戯に耽り、夫の精を絞り尽くすと、色情狂となって街へ飛び出した。

  40. 絶海の黄金郷エルドラド <女戦士フレア伝(2)>
    勁文社, ケイブンシャノベルス, 1990.12
    <内容紹介>
    失われた祖国を求めて流浪の旅を続けるアマゾネスの美少女フレア——。 祖国の残党が大洋を越えた遙か南の地にいるらしいという噂を聞いたフレアは今、大海原の真っ只中にいた。 おりしも、北方の蛮族に追われて南へ移住しようというカデスの民と出会い、彼らの移民船ウォーシャ号に戦士として乗り込んだのだ。 未知の旅へと出発したフレアを待ち受けるのは、魔の海に棲む物の怪か、海賊か?   秘剣イスカンダルを携えて敵に挑む、女戦士・フレアの活躍を描く一大冒険譚の海洋篇。

  41. ネッシー殺人事件
    講談社, 講談社ノベルス, 1991.01
    <内容紹介>
    受験生——雷太が目覚めて初めて目にしたもの、それは、親友の田中の惨殺 死体だった。 人間ワザとは思えない残忍な手口は、見るものすべてを震えあがらせた。 疑惑の目が雷太に集中するなか、彼のまわりでまた、同じような殺人が。 雷太の恐怖はやがて、街全体をのみ込んでゆく。 鮮血飛び散るパニック長編の傑作。

  42. 魔王降臨 <魔界ハンター(1)>
    朝日ソノラマ, ソノラマノベルス, 1991.01
    <内容紹介>
    一見さえない超能力青年・村雨正人。 どこかおっちょこちょいの週刊誌記者・額田希美子。 ひょんなことからコンビを組んだ二人の企画は"東京怪奇スポット探訪"!?   しかしいかにも週刊誌的なその記事は、極東支配を狙う<地獄の炎>教団の陰謀を突き止めてしまったのだ。 若さあふれる新感覚伝奇バイオレンス。

  43. 切り裂き魔降臨 <魔界ハンター(2)>
    朝日ソノラマ, ソノラマノベルス, 1991.05
    <内容紹介>
    <地獄の炎>教団の魔手から東京を救った村雨正人は、週刊誌記者の額田希美子 と共にロンドンにいた。 希美子発案による特集記事第二弾、"ロンドン魔界スポット探訪"のためである。 はからずも教団のお膝元に来てしまった二人は、"魔界の門"を開かんとする教団のために絶対の危機に陥る。 が、周囲の予想を大きく上回る正人の霊能力は、数多くの魔物と共に、あろうことか切り裂き魔ジャック・ザ・リッパーの霊を呼び覚ましてしまったのだ。 霧の都ロンドンを魔都と化す、シリーズ第二弾。

  44. 虚空の要塞島アルバロン <女戦士フレア伝(3)>
    勁文社, ケイブンシャノベルス, 1991.07
    <内容紹介>
    フレアは祖国の残党を追って未知の大陸プロバンスへ渡ることを決意した。 だが、祭りに浮かれるオクエウの港町で、不覚にも泥酔してしまった彼女は、突如現れた謎の巨大飛行物体に攫われてしまう。 敵の正体は空中要塞アルバロン。 魔術的な科学力を誇るブニイプスの軍隊だった。 頼みの魔剣イスカンダルを失い、大空に拉致されたフレア—— 虚空からの脱出を図る彼女の命運は?  野性の処女の血とイスカンダルの魔力を狙う邪悪の軍団に凄絶な空中戦を挑む、女戦士フレアの活躍。

  45. 黒魔館の惨劇
    天山出版, 1991.08
    光文社, 光文社文庫, 2006.04
    • 幽霊屋敷
    • 異邦人の街
    • 不死者、目覚める
    • 闇が軋る
    • 黒魔術の館
    <内容紹介>
    ロンドンの閑静な住宅街にその屋敷はあった。 ビクトリア朝様式の見事な外観、美しい庭、見事な家具。 しかし、そこには「何か」がいた。 商社駐在員の妻と子、作家志望の青年……屋敷を借りた日本人はみな、次々と心を病むか、凄絶な死を遂げるのだった。 血みどろの地獄絵図を繰り広げる邪悪な存在の正体とは? 「館ものホラー」の伝説的傑作が、いまここに甦る!

  46. カタストロフ降臨 <魔界ハンター(3)>
    朝日ソノラマ, ソノラマノベルス, 1991.09
    <内容紹介>
    超心理学研究所のリチャードの野望を打ち砕いた"魔界ハンター"こと村雨正人は、ケンブリッジに移ったサタジットの協力により、霊力強化服の研究に余念がなかった。 だが超心理学研究所の新所長、アメリカ人のラルフ・アトキンスは<地獄の炎>教団の新たな野望のもと、サタジットに魔の手を伸ばす。 次元混淆機によって、魔界をこの世に現出させようとする教団は、ロンドン塔をその計画の舞台に選んだ。 ロンドンが魔界と化す。 魑魅魍魎の巣となったロンドン塔に、最後の対決が繰り広げられる。 シリーズ堂々の完結編。

  47. 吸血山脈
    朝日ソノラマ, ソノラマノベルス, 1992.04
    <内容紹介>
    ルーマニア・トランシルヴァニア地方の小さな村、ゲスプレングベルク。 村に入った日本の学術調査隊は、森の奥で、錆びついた二輛の戦車を発見した。 ナチ・ドイツ軍のものと思しきその戦車は、いかなる理由でそんな森の奥に残されたのか。 しかし、奇妙な発見と時を同じくして、村では、全身の血を抜かれた娘の死体が発見されていた。 戦車との関係は、そして村人が恐れる"吸血鬼伝説"とは。 著者が満を持して放つ、気鋭のナチ・ホラー。

  48. ジャック・ザ・リッパー
    JICC出版局, 1992.08
    <内容紹介>
    19世紀末のロンドンで起こった売春婦5人の連続殺人。 その手口の残虐さで、現代に語り継がれる『切り裂きジャック』事件を、著者現地取材により緻密に再現した猟奇のセミ・ドキュメント・ノベル
    幽界版ロンドン・ガイド同時収録。

  49. 戦下の別離 <ヤング・インディ・ジョーンズ(4)>
    ジョージ・ルーカス原案(The Young Indiana Jones Chronicles:London 1916)
    文藝春秋, 文春文庫, 1993.03
    <内容紹介>
    ロンドンに現われたインディは名前と年齢を偽ってベルギー軍に志願した。 メキシコで革命の生の姿を見たあとでは、ヨーロッパの戦線で自由のために戦うのがより切実な使命だと思われたのだ。 が、市中にあふれる魅力的な未亡人にもつい目が行く。 そんな気分でバスの女車掌の後を追うと婦人参政権論者の集会で…

  50. 幽霊屋敷
    角川書店, 角川ホラー文庫, 1995.04
    <内容紹介>
    現代においてなお、河童の目撃例が後をたたない熊本・国見村。 東京から越してきた正樹は、初めて暮らす大自然を探索中、村外れに巨大な洋館を発見した。 不気味な佇まいに興味を覚えた正樹は、村人に由来を尋ねるが、何故か皆口籠る。 一体この屋敷には何が隠されているのか。 そこへ、ある一家が入居してきた。 その直後から村では不思議な出来事が…。 恐怖小説の名手が綴る書下し長編ホラー。

  51. 黄金竜伝説
    早川書房, ハヤカワ文庫JA, 1996.05
    <内容紹介>
    その所有者に世界を支配する力を与えるという、ユダヤの「契約の箱」。 民族流転の運命とともに時の流れに乗り、いつしか、それは日本に辿りついた。 ふとしたことから「契約の箱」を護る黄金竜の存在を知った女子大生・折内忍は、いやおうなく国際的テロの渦に巻き込まれていったが… 21世紀、新空港の開港にともない、国際的犯罪都市と化した福岡の街を舞台に繰り広げられる書き下ろしスーパー伝奇長篇。

  52. 電脳猟奇
    ぶんか社, HORROR WAVE, 1998.10
    <内容紹介>
    インターネットに、鬼が棲む。 WWWの闇から、蛇が出る!?   電脳世紀末の猟奇犯罪を描く、問答無用の鬼畜ホラー。

  53. ストーカーズ
    角川春樹事務所, ハルキ・ホラー文庫, 2000.08
    <内容紹介>
    どこにでもある新興住宅街のアパートで、その前代未聞の事件は起こった。 血まみれの現場には、臓器を取り出され、全裸となって変わり果てた美人OLの姿があった。 しかも臓器の一部を持ち去られて——。 いったい被害者の身に何が起こったというのか?  やがて、彼女を執拗につけ狙っていたものが、次々に浮かび上がるが……。 鬼才・友成純一の描く戦慄のストーカー世界、書き下ろし。

  54. ナイトブリード
    角川春樹事務所, ハルキ・ホラー文庫, 2000.11
    <内容紹介>
    今から五年前、日本全土を襲った大地震。 誰しもが"感じた"地震だったが、不思議なことに何も被害はなかった。 <幻覚地震>と呼ばれるその地震の後、今まで目に見えなかったものが、日本各地に出現するようになる。 魔物、妖怪、物の怪などが現実の世界に現れたのだ。 あるものは徒党を組んで人を襲い、あるものは、人に憑依して人肉を喰らう。<妖怪>と<人間>の怪異な世界を描く、書き下ろし長編スプラッター・ホラー。

  55. 覚醒者
    光文社, 光文社文庫, 2005.04
    <内容紹介>
    「ドン!」。 200X年、突然、福岡県中心部を突き上げるような巨大な揺れが襲った!  それはただの地震ではなかった。 この世ならぬ者だちがソロゾロと地上に這い出てくる、カタストロフィの前兆だったのだ……。
    インドネシア辺境の島々から始まった、古代の神々の「文明への逆襲」—— いま、凄絶な闘いが始まる!  ホラー界の魔王が4年ぶりに放つ、戦慄の本格ホラー。

  56. 狂鬼降臨
    出版芸術社, ふしぎ文学館, 2009.02
    • 狂鬼降臨 (SMスピリッツ, 1985年8月号〜1986年1月号)
    • 地獄の遊園地 (ぶんか社『ホラーウェイヴ02』, 1999.03)
    • 呪縛女
    • 蟷螂の罠
    • 地獄の釜開き (廣済堂文庫『異形コレクション(6) 屍者の行進』, 1998.09)
    <内容紹介>
    突如、現れた地獄の"鬼"により、地上は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄と化した。 なすすべのない恐怖から、快楽を貪るだけの人間をたんたんと嬲り殺す鬼達。 憎悪の文学を確立した傑作「狂鬼降臨」。 誰一人死ぬことが不可能となった世界を描き、著者自ら「狂鬼降臨」の一環と語る「地獄の釜開き」。 全身が腐る病、退廃病。男にのみ感染するこの病の感染源は女だった…「呪縛女」。 飛び散る脳漿、溢れる体液、あなたは友成純一の世界を黙視できるか。

  57. 樹夢 —グリーン・ドリーム—
    幻冬舎コミックス, 幻狼ファンタジアノベルス, 2009.03
    <内容紹介>
    科学者の人体実験により、霊的存在へと作り変えられてしまった少女・樹夢。 彼女の意識に導かれるように、魔物や魔性を持った人間が次々と集まり、やがて魔族の拠点を作り上げていった…。 現代文明の転覆を目論む魔族と、彼らを殲滅せんとする人間。 福岡県の廃炭坑を舞台に繰り広げられる、凄絶な戦いの行方は!? 鬼才・友成純一が描く衝撃の異形ホラー、ここに登場!!

  58. 邪し魔
    河出書房新社, 2016.01
    <内容紹介>
    単身バリで女三昧の生活をおくる良治は、祭の夜に禁忌を犯して村を追放され、少女イェニのもとへ。 一方、良治が行方不明になったという知らせを受けた妻の恵子は、原因不明の頭痛に悩まされながらもバリに向かう。 次第に現実と異界の境は崩れてゆき……

  59. 蔵の中の鬼女
    アトリエサード, 2017.09
    • 邪神の呼び声 (小説CLUB, 1994年10月増刊号)
    • 地の底の哄笑 (小説CLUB, 1994年8月増刊号)
      • 『クトゥルー怪異録 —極東邪神ホラー傑作集—』(学習研究社, 学研ホラーノベルス, 1994.08)所収
      • 『クトゥルー怪異録 —邪神ホラー傑作集—』(学習研究社, 学研M文庫, 2000.09)所収
    • 蔵の中の鬼女 (小説CLUB, 1994年6月増刊号)
    • 夢見る権利 (小説CLUB, 1993年12月増刊号)
    • ありふれた手記 (小説CLUB, 1993年6月増刊号)
    • 鬼になった青年 (小説CLUB, 1991年12月増刊号)
    • 後ろを見るな (小説CLUB, 1995年11月号)
    • 幽霊屋敷 (小説CLUB, 1993年8月増刊号)
    • お伽の島にて (小説CLUB, 1992年12月増刊号)
    • 壁の中の幻人 (小説CLUB, 1993年2月増刊号)
    • 二人の男 (小説CLUB, 1992年6月増刊号)
    • 恐竜のいる風景 (小説CLUB, 1993年10月増刊号)
    • 妖精の王者 (小説CLUB, 1992年8月増刊号)
    • ハイヒール (小説CLUB, 1992年4月増刊号)
    • 缶詰めの悪夢 (小説CLUB, 1992年10月増刊号)
    <内容紹介>
    狂女として蔵の中に閉じ込められているはずの大地主の子どもが、包丁片手に小学校へとやってきた。 その哀しい理由とは——?
    故郷、筑豊を舞台とした作品をはじめ、悪夢・幻夢の世界、怪談の遺伝子、映画へのオマージュなど 友成純一のエッセンスが凝縮された15作品を厳選した傑作短編集!

  60. 南洋に燃える肌 〜セックス・インストラクターのログブック
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.02
    • 葵・調教される若妻
    • 梨絵・背徳のハネムーン
    • 円・人妻は元モデル
    • 薫子・貴婦人のお遊び
    • 佳代子・不満な雌犬
    • 綾香・道具にされた女
    • 千尋・タブーに溺れて
    • 華弥子・新妻の反乱
    • 紀美代・危険な逃亡妻
    • 絹恵・外国男たちの宴
    • 茉莉・上流女性の戯れ
    • 翠・船上の情欲
    • 淑子、恭子、華子・三人の奥様方

  61. 旅先に潜む罠 〜リゾート・エロティカ集
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.02
    • (夜の添乗員)わがままな奥様
    • (夜の添乗員)スペインの夢の街
    • (南の島の火遊び)人妻の陥落
    • (南の島の火遊び)誘惑する夫婦
    • (黒蟻奇譚)秘薬の夜
    • (黒蟻奇譚)秘薬の奴隷
    • 熟女たちの虜
    • 究極の快楽

  62. 情欲に呑まれて 〜男たちがキレるとき
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.04
    • 恋の気分(原色文学, 2013年6月号)
    • 花嫁の母(原色文学, 2012年8月号)
    • 部下はお嬢様【表の巻】
    • 部下はお嬢様【裏の巻】
    • 帰ってきた女
    • 性悪女の味
    • モンスター・ママ(原色文学, 2011年6月号)
    • 和服の淑女
    • 後部座席の誘惑
    • 聖域をなぶる
    • 転落の果てに

  63. 快楽の劫火は燃え 〜男たちがキレるとき
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.04
    • 貴婦人の肉体
    • あぶない玩具
    • 最後の夜
    • もっと危険な情事
    • 禁断の好奇心(原色文学, 2013年10月号)
    • 過剰な奉仕
    • 匂いたつ欲情
    • (未来から来た変態男)情動コントロール(新風小説, 2011年7月号, 初出時は「未来から来た変態男」)
    • (未来から来た変態男)夢のお人形(新風小説, 2011年9月号, 初出時は「夢のダッチワイフ」)

  64. 淫靡な密室にて 〜小説新撰風俗官能小説集
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.10
    • 他人の妻の味
    • 満月の夜に(小説新撰, 2013年2月号, 初出時は「満月の夜に淑女は…」)
    • 危険な不倫(小説新撰, 2013年4月号)
    • 劇場の暗闇にて
    • 愛しの息子
    • 離婚したい女(小説新撰, 2013年10月号)
    • 調教ゲーム
    • 虐めて悶絶(小説新撰, 2014年8月号)

  65. 官能の扉が開く時 〜小説新撰風俗官能小説集
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.10
    • 発情の匂い
    • 禁断の炎
    • 羞恥責め(小説新撰, 2011年4月号)
    • 胸のときめき
    • 悦楽の道具
    • 継母という女
    • 女を落とす術
    • 快楽中毒、快楽地獄(小説新撰, 2012年4月号, 初出時は「快楽地獄」)

  66. 絶頂を極めた果てに 〜新風小説風俗官能小説集
    扶桑社, 友成純一嗜虐小説集成, 2020.10
    • 華族の令夫人(新風小説, 2012年3月号, 初出時は「貴婦人の舌」)
    • 甘い誘惑(新風小説, 2012年5月号, 初出時は「おばさん誑し」)
    • 下着泥棒の逆襲(新風小説, 2012年7月号, 初出時は「パンティ泥棒」)
    • 女社長の私生活(新風小説, 2012年9月号, 初出時は「女社長の熱い膣」)
    • 従順な男ほど……(新風小説, 2011年9月号, 初出時は「忠犬の発情期」)
    • 持ちつ持たれつ(新風小説, 2011年11月号, 初出時は「出世残酷物語」)
    • 悪い女(新風小説, 2013年5月号, 初出時は「熟女、三人寄れば…」)
    • この世で最後の(新風小説, 2013年3月号, 初出時は「この世のヤリ納め」)

<評論・エッセイ等>

<内容紹介>はカバー・帯などから引用
  1. ローリング・ロンドン
    扶桑社, 1991.12
    扶桑社, 扶桑社文庫, 1994.06
    <内容紹介>
    小説家で映画評論家の著者が2年間移り住んだロンドンでの出来事を失敗談はもちろんのこと、生活のすべてを洗いざらい、書きまくったロンドン日記。 部屋探しからバーゲン情報、コンサートのチケットの取りからイギリスはおいしいか、まで。 好奇心あふれる著者渾身のエッセイ。 泥棒にまで入られた体験談は笑えるし、ためになる。 おまけにロンドンからの小旅行案内までふれるという、至れり尽くせりのエッセイ集。

  2. 内臓幻想
    ペヨトル工房, 1993.04
    <内容紹介>
    ヴェトナム戦争の悪夢か、人間の根源にひそむ残虐性か? なぜ、'80年代にホラー映画はかくも見事に花ひらいたのか

  3. びっくり王国大作戦
    扶桑社, 扶桑社文庫, 1994.08
    <内容紹介>
    マニア垂涎の『うる星やつら』レーザーディスク全50枚、33万円。 —をウハウハと購入した映画評論家・友成純一が、アニメ映画のカルトな話題から巨匠・手塚治虫について、さらにスピルバーグからキューブリックまで、大衆映画、文芸映画、実写映画、A級B級C級D級…のありとあらゆる映画を懇切ていねいに大評論。 こんな見方があったのか。 抱腹絶倒の映画評論あり、謎の海外旅前記あり。 なぜだ。 驚きと興奮のシネマ・ワールド。

  4. 続びっくり王国大作戦
    扶桑社, 扶桑社文庫, 1994.10
    <内容紹介>
    マニアの街ロンドンでの変態SMパーティー見聞記を始め、エロ・グロ・スプラッタの愛すべきB級、C級、D級映画に狂喜乱舞した、アボリアッツやチェスでの映画祭での興奮リポート。 『ブレード・ランナー』『トータル・リコール』『エイリアン』『バットマン』といった映画のヒーロー、ヒロインに棒げる熱い想い…。 小説家で映画評論家の著者が送る。 大好評のシネマ・エッセイ第2弾。 この本を読まないでもう映画通とは言わせない。

  5. 新びっくり王国大作戦
    扶桑社, 扶桑社文庫, 1994.11
    <内容紹介>
    クセになる笑える映画評論第3弾。 第1作でアニメ「うる星やつら」のLD全50枚を33万円で買い、第2作ではマニアの街ロンドンでSMパーティーに潜入した著者が、またまた『独立愚連隊』『スプレンドール』『壁の中に誰かがいる』といった古今東西の傑作、怪作、珍作映画の数々にびっくり、どっきりする、 大好評の新感覚シネマ・エッセイ第3弾。

  6. 暴力/猟奇/名画座
    洋泉社, 映画秘宝コレクション(13), 2000.05
    <内容紹介>
    「ゴジラ」シリーズに隠されたアメリカの脅威! 
    マカロニ・ウエスタンがハリウッドのタブーを破壊した! 
    ゾンビはベトナムの泥のなかから生まれた! 
    『時計じかけのオレンジ』はフィクションではなかった! 
    映画が世界のタブーを破壊した時代を、残酷猟奇小説の巨匠が描く。

  7. ダイブマスター アジア太平洋を潜る
    葦書房, 2002.07
    <内容紹介>
    インドネシア〜フィリピン〜フィジーへ、ダイブマスター(ベテラン・ダイバー)として、イギリスのサンゴ礁調査NGOに参加。 西欧アジア間の文化摩擦に翻弄され、サンゴの聖域で未知なる海底の魅惑の虜に。 タヒチではシーズンオフの長閑なバカンスを満喫。 イルカと戯れ、時にはサメに襲われかける。 自然と環境を考えるエコツアー実践編。

  8. 人間・廃業・宣言 —世紀末映画メッタ斬り—
    洋泉社, 映画秘宝コレクション(29), 2005.01
    <内容紹介>
    スプラッタ・ホラー小説のパイオニアにして、ひとでなし映画評論家の友成純一が、90年代末から新世紀にかけての『マトリックス』『ファイト・クラブ』から『イノセンス』にいたるまでに貫かれる映画最大のテーマ「オタク・暴力・人間否定」に正面から向き合い、止めを刺す!

  9. 世界ファンタスティック映画狂時代
    洋泉社, 映画秘宝コレクション(42), 2017.06
    <内容紹介>
    奇妙な映画は足で観る!
    アヴォリアッツ、シチェス、ファンタスポルト……世界のファンタスティック映画祭を歩き続ける暴力作家・友成純一の最狂映画エッセイ!!

  10. バリ島裏町日記
    扶桑社, 友成純一エッセイ叢書(1), 2018.11
    1. バリの日常生活—その日暮らしで何とかなる
    2. バリの医療事情—謎の病気とバイク事故
    3. バリの文化・携帯事情—最新のものが大好きな人たち
    4. 私の嘆きの天使

  11. 猟奇作家の誕生
    扶桑社, 友成純一エッセイ叢書(2), 2018.12
    1. "悪霊"に憑かれる
    2. 作家・評論家事始め
    3. 出版界は人の繋がり
    4. 堕ちていく快感
    5. 押し入れの悪魔
    6. 科学者になりたかった

  12. 世界無頼旅
    扶桑社, 友成純一エッセイ叢書(3), 2019.01
    • ドキュメンタリーの嘘—まえがきに代えて
    1. 旅行のたのしみに目覚める
    2. 英国と欧州をウロウロする
    3. ヨーロッパのファンタ
    4. アジアの映画祭
    5. 中国東北地方を巡る
    6. そして、インドネシアへ
    • あとがき 舞台はいつも生活空間

  13. 極私的インドネシア映画
    扶桑社, 友成純一エッセイ叢書(4), 2019.04
    1. インドネシアの妖怪・幽霊たち
    • 幕間〈アジアフォーカス福岡映画祭2015〉インドネシア特集
    1. 個性的な映画人たち
    2. モスレム映画は波乱万丈
    • あとがき 本文で触れられなかったことども

<評論・エッセイ等(共著)>

<内容紹介>はカバー・帯などから引用
  1. 色単 —現代色単語辞典—
    群雄社出版, 1984.01
    勁文社, 1988.07
    ポット出版, 2005.11
    # 竹熊健太郎と共編著、群雄社版は庄内良助名義
    <内容紹介>
    この辞典には、日常のワイ談・エロ小説を執筆あるいは読む際に必要な現代エロ用語を中心に、単語のみならず複合語・連語・慣用句・ことわざ・外来語の類を含む約3500語を収録した。

  2. ロンドンのおいしいいただき方
    徳間書店, 1996.02
    新潮社, 新潮OH!文庫, 2002.06
    • ロンドンの滞在法教えます(林信吾)
    • ロンドン怪談名所巡り(友成純一)
    • ロンドンはいかにして地下鉄都市となりしか(宮原克美)
    • 明治のロンドン、平成のロンドン(恒松郁生)
    • ロンドンおたく事情(清谷信一)
    • ロンドン音楽案内(チカナカガワ)
    # [新潮OH!文庫版は『達人のロンドン案内』と改題]
    <内容紹介>
    滞在の方法から、交通システム、怪談名所、留学、おたく事情、音楽シーンにいたるまで。 それぞれの道の達人たちが、ロンドンをめぐる奥深い事情を伝授する。

  3. ワールド・ミステリー・ツアー13 (1) ロンドン篇
    同朋舎, 1998.07
    1. ホームズを訪ねて、ロンドンを歩く(小林司、東山あかね)
    2. ロンドン幽霊名所巡りに出る(友成純一)
    3. 切り裂きジャックの犯行現場を訪ねる(仁賀克雄)
    4. 戦慄のロンドン塔を探索する(出口保夫)
    5. 大英博物館の恐怖を体験する(井野瀬久美惠)
    6. マダム・タッソーの蠟人形館に驚く(松村昌家)
    7. ミステリー・トレインに乗る(小池滋)
    8. ここらで一息、紅茶を楽しむ(荒木安正)
    9. スコットランド・ヤードを見学する(岩崎広平)
    10. ミステリ小説を片手にロンドンの老舗を巡る(西尾忠久)
    11. 奇っ怪な医学博物館へ行く(柳下毅一郎)
    12. 13軒の怪奇パブで一杯やる(石原孝哉)
    13. 英国正統怪奇短篇小説13作を読む(編集部)

  4. ワールド・ミステリー・ツアー13 (3) パリ篇
    同朋舎, 1998.09
    1. ヴェルサイユ宮殿の秘密に迫る(桐生操)
    2. 失われたパリの胃袋を求めて(鹿島茂)
    3. 地下迷宮「闇の都」に迷う(港千尋)
    4. オペラ座のグロッタに抱かれて(原研二)
    5. 恐怖のカタコンブに震える(友成純一)
    6. パリの処刑広場を訪れる(石井洋二郎)
    7. 悲しくも美しい墓地に憂う(水原冬美)
    8. 戦慄の奇っ怪博物館を見学する(小池寿子)
    9. 脱獄したリュパンを追跡する(篠田勝英)
    10. パリの怪奇城にようこそ(井上宗和)
    11. フィルム・ノワールの世界に浸る(鈴木布美子)
    12. ちょっと奇妙な博物館巡りをする(宇田川悟)
    13. 古典から現代まで、フランス・ミステリ13作を読む(編集部)

  5. ワールド・ミステリー・ツアー13 (10) アメリカ篇
    同朋舎, 1998.11
    1. 邪神の故郷へ、ラヴクラフト紀行に出る(菊地秀行)
    2. アメリカンポリスを体験学習する(水野晴郎)
    3. アメリカ映画で、実在の殺人者巡りをする(友成純一)
    4. スティーヴン・キングの故郷を訪ねる(風間賢二)
    5. 米国ミステリ古書店巡りをする(森英俊)
    6. アメリカ南部の幽霊話を辿る(猿谷要)
    7. ロスでホラー・スポット巡りをする(聖咲奇)
    8. アメリカ怪奇幻想文学界を歩く(巽孝之)
    9. ハードボイルドなウエストコーストを行く(小鷹信光)
    10. ハリウッドのホラーな話を追う(鈴木布美子)
    11. ジェシー・ジェームズ殺人事件を推理する(東理夫)
    12. アメリカ大西部ツアーを行う(水野晴郎)
    13. 現代米国長編怪奇幻想小説13作を読む(編集部)

  6. 日本怪奇幻想紀行 二之巻 祟り・呪い道中
    同朋舎, 2000.07
    1. 丑の刻参りの呪詛に恐怖す(小松和彦)
    2. 霊木と怪石の祟り話を探して(東雅夫)
    3. 人に憑く、憑きものとは何か(加門七海)
    4. 炭坑に纏わる怪談話を求めて(友成純一)
    5. 九尾の狐の祟り、その殺生石を巡る(村上健司)
    6. 恐怖の怨霊を鎮める、御霊信仰に迫る(多田克己)
    7. 唐人お吉を巡る祟り話を追って(島村菜津)
    8. 恐るべき呪力、比叡山の呪法を探る(豊島泰国)
    9. 羽田の大鳥居、その祟り伝説に迫る(小池壮彦)

  7. 日本怪奇幻想紀行 三之巻 幽霊・怨霊怪譚
    同朋舎, 2000.09
    1. 最恐の幽霊、お岩様の正体を探る(諏訪春雄)
    2. 幽霊たちが残した足跡を辿って(山口直樹)
    3. 累の怪談、羽生村の怨霊怪異譚に迫る(村上健司)
    4. 幽霊画と「円朝怪談・橋づくし」の謎を追う(東雅夫)
    5. お菊の皿屋敷、その舞台を物語で巡る(武藤純子)
    6. 九州・湯布院の怪奇伝説を歩く(友成純一)
    7. 荒ぶる怨霊将門、その怨魂の行方を追う(多田克己)
    8. 古代から近代まで、幽霊譚に耳を傾ける(志村有弘)
    9. 深夜発、東京近郊幽霊スポットを走る(小池壮彦)

  8. 北の幽霊、南の怨霊 <ホラージャパネスク叢書>
    同朋舎, 2001.08
    • 北の幽霊(合田一道)
    • 南の怨霊(友成純一)
    <内容紹介>
    北の寒さを一層に感じる北海道の怪談と、南の暑さを一瞬で忘れる九州の怪談を1冊に収める。 アイヌの怨霊や札幌の幽霊屋敷、薩南諸島の落人伝説、大分の河童伝説など。

<翻訳>

<内容紹介>はカバー・帯などから引用
  1. 恐怖の都・ロンドン
    原題:"London: The Sinister Side"
    原著者:Steve Jones
    筑摩書房, 1994.05
    筑摩書房, ちくま文庫, 1997.05
    <内容紹介>
    猟奇殺人、劇場のゴースト、地獄の実態、希代のセックス殺人鬼、不倫にまつわる殺人……。 ヴィクトリア朝ロンドンで起きた身の毛もよだつ怪奇事件の数々を、150の図版と共に生々しく描く。

  2. 鍵穴から覗いたロンドン
    原題:"London Through the Keyhole"
    原著者:Steve Jones
    筑摩書房, 1995.05
    筑摩書房, ちくま文庫, 1998.07
    <内容紹介>
    子供たちの悲惨な生活。 乱脈を極める異性関係。 すさまじい決闘。 ありとあらゆる悪徳がはびこった昔のロンドン。 大都市の実態と時代相が、ここにくまなく覗かれている。
    ところでイギリス人が生温かいビールを好むというのは、ウソだそうです。 そして、イギリスのビールは世界一とか。

  3. 昆虫食はいかが? 
    原題:"Why Not Eat Insects?"
    原著者:Vincent M. Holt
    青土社, 1996.08
    <内容紹介>
    究極のグルメ。 19世紀末に書かれ、マニアの間で、渇望されていた、幻の奇書。 メニューは豊富でレシピは簡単!  いま、世界で密かに進行中の、食用昆虫の養殖をにらみ、昆虫食先進国の日本で、究極のグルメ本として蘇る。

  4. 迷信
    原題:"Superstitious"
    原著者:R. L. Stine
    ソニー・マガジンズ, 1996.10
    <内容紹介>
    不思議な迷信や民話の数々を口にする、知的で魅力的な雰囲気を漂わせた、大学教授リアム。 平和なはずの町「フリーウッド」で繰り広げられる、残虐な殺人事件の数々。 最後に生き残るのは…。

  5. 罪と監獄のロンドン
    原題:"Capital Punishments - Crime and Prison Conditions in Victorian Times"
    原著者:Steve Jones
    筑摩書房, 1997.02
    筑摩書房, ちくま文庫, 2012.11
    <内容紹介>
    ヴィクトリア朝時代のロンドン。 産業革命によって繁栄を謳歌する一方で、厳しい身分制度による社会の閉塞感、飢えや貧困、疫病の蔓延などは、犯罪の温床ともなった。 夫は妻に、親は子どもに暴力をふるい、召使いは主人の金品をくすね、暴漢は街角で追剥ぎを働く。 そして行われる裁判・拷問・鞭打ち・焼き印・懲役刑・死刑・晒し台…。 社会の最底辺から眺める、もうひとつのロンドン案内。

  6. 狼男の逆襲
    原題:"Return of the Wolf Man"
    原著者:Jeff Rovin
    扶桑社, 扶桑社ミステリー, 2006.06
    <内容紹介>
    1948年。 フロリダの孤島にそそり立つモーネイ城。 そこでは、狼男とドラキュラが死闘を繰り広げていた。 仇敵を取り逃がしたウルフマンは、自らの呪われた宿命をはかなみ、心臓を貫いて永遠の眠りにつく。 50年後、大叔母の遺産を相続するため城を訪れたキャロラインは知る由もなかった。 秘密の地下洞に、今も恐るべきモンスターが封印されていることを…! 現代に復活した三大モンスターが引き起こす、血みどろの惨劇と三つ巴の死闘! 日本ホラー界の異才による濃密な訳文で贈る、ユニバーサル公認の正統なる後日譚、ここに解禁。

  7. 闇のシャイニング —リリヤの恐怖図書館—
    原題:"Shining in the Dark: Celebrating Twenty Years of Lilja's Library"
    原著者:Hans-Âke Lilja (editor)
    扶桑社, 扶桑社ミステリー, 2020.09
    • Hans-Âke Lilja, まえがき〈リリヤ・ライブラリ〉二十周年記念に寄せて(Celebrating 20 Years of Lilja's Library (An Introduction)) 友成純一訳
    • Stephen King, 青いエアコンプレッサー(The Blue Air Compressor) 白石朗訳
    • P. D. Cacek & Jack Ketchum, ネット(The Net) 金子浩訳
    • Stewart O'Nan, ホロコースト物語(The Novel of the Holocaust) 夏来健次訳
    • Bev Vincent, アエリアーナ(Aeliana) 友成純一訳
    • Clive Barker, ピジンとテリーザ(Pidgin and Theresa) 宮脇孝雄訳
    • Brian Keene, 世界の終わり(An End to All Things) 友成純一訳
    • Richard Chizmar, 墓場のダンス(Drawn to the Flame) 友成純一訳
    • Kevin Quigley, 炎に溺れて(Drawn to the Flame) 友成純一訳
    • Ramsey Campbell, 道連れ(The Companion) 友成純一訳
    • Edgar Allan Poe, 告げ口心臓(The Tell Tale Heart) 金原瑞人訳
    • Brian James Freeman, 愛するお母さん(A Mother's Love) 友成純一訳
    • John Ajvide Lindqvist, キーパー・コンパニオン(The Keeper's Companion) 友成純一訳
    • Hans-Âke Lilja, あとがき〈リリヤ・ライブラリ〉二十周年記念に寄せて(Celebrating 20 Years of Lilja's Library (An Afterword)) 友成純一訳
    <内容紹介>
    世界最大のスティーヴン・キング・ファンサイトを20年間運営してきた編者が、キングゆかりの著者たちに自ら執筆・掲載の交渉を重ねて編み上げた傑作ホラー短編集。 執筆のため海辺のコテージを借りた作家が友人の妻に霊感を得て小説を書き始めるが、完成した作品を読んで笑い転げる彼女を見て…… キング自身の小説作法を作中で開陳する異色の書籍初収録作「青いエアコンプレッサー」、インターネットを介したいびつな男女関係を描くケッチャム&カセックの「ネット」など、珠玉の12編を収録!

<単行本未収録作品>

  1. 死の影を追って
    SFアドベンチャー, 1989年7月号

  2. 鏡の魔術
    SFアドベンチャー, 1990年3月号

  3. 黄昏の荒野にて
    SFアドベンチャー, 1990年6月号

  4. アドレス不明
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(1) ラヴ・フリーク』(廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1998.01)

  5. ビデオの見すぎにご用心
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(4) 悪魔の発明』(廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1998.05)

  6. 光る海
    『ホラーウェイヴ01』(ぶんか社, 1998.07)

  7. バーチャル・カメラ
    岬兄悟・大原まり子(編)『SFバカ本 ペンギン篇』(廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1999.08)

  8. 黄昏のゾンビ
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(13) 俳優』(廣済堂出版, 廣済堂文庫, 1999.11)

  9. 来たるべきサーカス
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(14) 世紀末サーカス』(廣済堂出版, 廣済堂文庫, 2000.01)

  10. 懐かしい、あの時代
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(15) 宇宙生物ゾーン』(廣済堂出版, 廣済堂文庫, 2000.03)

  11. 地の底からトンチンカン
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(16) 帰還』(光文社, 光文社文庫, 2000.09)

  12. 蔵の中のあいつ
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(17) ロボットの夜』(光文社, 光文社文庫, 2000.11)

  13. 特別廃棄物
    岬兄悟・大原まり子(編)『SFバカ本 黄金スパム篇』(メディアワークス, 2000.11)

  14. 忍び寄る淫魔
    異端倶楽部 Vol.5(生け撮り!ヤングマダム, 2001年2月号増刊)
    人妻欲情劇場, 2011年5月号

  15. 怒る男の安眠法
    暗黒小説(肉筆マガジン, 2001年8月号増刊)

  16. 狂鬼、走る
    水木しげる(監修)『御伽草子 <妖かしの宴(3)>』(PHP研究所, PHP文庫, 2001.11)

  17. インサイド・アウト
    朝松健(編)『秘神界 —現代編—』(東京創元社, 創元推理文庫, 2002.09)

  18. <ファンタスポルト・レポート>ヴァンパイア・ボール
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(23) キネマ・キネマ』(光文社, 光文社文庫, 2002.09)

  19. 大蜥蜴の島
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(25) 獣人』(光文社, 光文社文庫, 2003.03)

  20. 爛れ
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(28) アジアン怪綺ゴシック』(光文社, 光文社文庫, 2003.12)

  21. 魔物の沼
    尾之上浩司(監修)『モンスターズ1970』(中央公論新社, C*NOVELS ホラーセレクション, 2004.06)

  22. おごおご
    尾之上浩司(監修)『暗闇』(中央公論新社, C*NOVELS ホラーセレクション, 2004.06)

  23. 悪魔の教室
    尾之上浩司(監修)『平成都市伝説』(中央公論新社, C*NOVELS ホラーセレクション, 2004.10)

  24. ゾンビ・デーモン
    尾之上浩司(監修)『ゴースト・ハンター』(中央公論新社, C*NOVELS ホラーセレクション, 2004.11)

  25. 玩具
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(34) アート偏愛フィリア』(光文社, 光文社文庫, 2005.12)
    # 谷敦志(写真)「天然の魔・人造の美 谷敦志パノラマ館」

  26. 花嫁嬲り
    原色文学, 2008年10月号

  27. 麗しき悪女
    原色文学, 2008年10月号

  28. 夢を見た怪物
    本多正一(編)『幻影城の時代 完全版』(講談社, 2008.12)

  29. レヤック爆裂 —ティクン、懲りずにまた術を行う—
    S-Fマガジン, 2009年1月号

  30. 高貴な肌
    原色文学, 2009年4月号

  31. 重役夫人の陰唇
    原色文学, 2009年6月号

  32. 血塗れ看護婦
    井上雅彦(監修)『異形コレクション(43) 怪物團』(光文社, 光文社文庫, 2009.08)

  33. オトコ買い
    原色文学, 2009年8月号

  34. 生贄夫婦
    人妻欲情劇場, 2009年9月号

  35. スケベ大好き!
    原色文学, 2009年10月号

  36. 「母子姦」女の味
    原色文学, 2009年12月号

  37. 強かな牝獣たち
    原色文学, 2010年2月号

  38. アクメ中毒
    原色文学, 2010年4月号

  39. 淫溺クルーズ
    原色文学, 2010年6月号

  40. 悪徳ハネムーン
    原色文学, 2010年8月号

  41. 生きたる性玩具
    人妻欲情劇場, 2010年9月号

  42. 禁断の快楽
    小説新撰 Vol.1(SUPERナンプレポータブル, 2010年10月号増刊)

  43. 追われる人妻
    原色文学, 2010年10月号

  44. 淫具で満たして
    小説新撰 Vol.2(アローくらぶ, 2010年12月号増刊)

  45. 快楽の餓鬼道
    原色文学, 2010年12月号

  46. 売女にお仕置き
    小説新撰, 2011年2月号

  47. 地獄の猛特訓
    原色文学, 2011年2月号

  48. 雨と緑の星
    新風小説, 2011年3月号

  49. 美味しい性悪女
    原色文学, 2011年4月号

  50. 究極の手淫
    新風小説, 2011年5月号

  51. 亭主関白の妻
    小説新撰, 2011年6月号

  52. 堕落と破滅の男道
    小説新撰, 2011年8月号

  53. 恐妻家の鬱憤
    原色文学, 2011年8月号

  54. アサムラール —バリに死す—
    大森望(責任編集)『NOVA(5)』(河出書房, 河出文庫, 2011.08)

  55. 家庭内三角関係
    小説新撰, 2011年10月号

  56. 奥様は盛り牝
    原色文学, 2011年10月号

  57. レイプゲーム
    人妻欲情劇場, 2011年11月号

  58. 酒酔い妻の嬲り方
    小説新撰, 2011年12月号

  59. バツイチ悪女
    原色文学, 2011年12月号

  60. オルガスムス臭
    小説新撰, 2012年2月号

  61. 悪女の躾け方
    原色文学, 2012年2月号

  62. 結婚前提の淫虐
    原色文学, 2012年4月号

  63. 最高の玩具
    人妻欲情劇場, 2012年5月号

  64. 爛れた性欲の果て
    小説新撰, 2012年6月号

  65. 文句の多い女客
    原色文学, 2012年6月号

  66. セックスゲーム
    小説新撰, 2012年8月号

  67. 噛み付き女
    大森望(責任編集)『NOVA(8)』(河出書房, 河出文庫, 2012.07)

  68. 性の劇薬
    小説新撰, 2012年10月号

  69. 恐るべき本性
    原色文学, 2012年10月号

  70. 穴遊び
    人妻欲情劇場, 2012年11月号

  71. くすぐったがり
    小説新撰, 2012年12月号
    原色文学, 2013年2月号

  72. 縁切りセックス
    原色文学, 2012年12月号

  73. 愛しき醜女娼
    原色文学, 2013年4月号

  74. 熟女、三人寄れば…
    新風小説, 2013年5月号

  75. 女体実験
    人妻欲情劇場, 2013年5月号

  76. 映画館の出会い
    小説新撰, 2013年6月号

  77. 盛り牝
    小説新撰, 2013年8月号

  78. 離婚したい女
    小説新撰, 2013年10月号

  79. 縛られたい女
    小説新撰, 2013年12月号

  80. 中折れ復活法
    原色文学, 2013年12月号

  81. 飼育ゲーム
    小説新撰, 2014年2月号

  82. 生贄夫婦
    小説新撰, 2014年4月号

  83. 最強の勃起薬
    小説新撰, 2014年6月号

  84. 虐めて悶絶
    小説新撰, 2014年8月号

  85. 肉欲の失楽園
    小説新撰, 2014年10月号

  86. 還暦男の必需品
    小説新撰, 2014年12月号

  87. 海人、毒魚を喰らう
    『ナイトランド・クォータリー Vol.04』(アトリエサード, 2016.02)

  88. 死の舞踏
    『幻影城 1月終刊号』(幻影城終刊号編集室, 2016.02)

  89. <バリ島では魔術が盛ん>
    『ナイトランド・クォータリー Vol.07』(アトリエサード, 2016.11)

<単行本未収録翻訳作品>

  1. 凶兆の空
    原題:"The Crawling Sky"
    原著者:Joe R. Lansdale
    『ナイトランド Vol.4』(トライデント・ハウス, 2012.12)

  2. すべての肉体の道
    原題:"The Way of All Flesh"
    原著者:Angela Slatter
    『ナイトランド・クォータリー Vol.09』(アトリエサード, 2017.05)