2013年に行われた白鷹町の仏像展A「湯殿山信仰、異形の神仏:塩田行屋の『御沢仏』」https://t.co/3eGBSLh7HW
この貴重な仏像群がTVで見られたのですから、もう大感激です。

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月2日

湯殿山神社本宮に向かう途中、赤褐色の山肌が見えます。これが「剣の権現(剣の明王)」です。
神仏分離後は「剣神社」と改称しています(社殿は無く、碑だけが立てられています)。 pic.twitter.com/AybQVJhj0O

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月2日

湯殿山の御沢駈けで礼拝される自然物に姿を与えたのが御沢仏です。写真は『内藤正敏写真集・出羽三山』に掲載された、大日坊の御沢仏の「剣の権現」です。 pic.twitter.com/G25ULHIRDk

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月2日

「剣の権現」の対岸の山(仙人岳)が「仙人権現(大聖仙人)」。神仏分離後は「天神社」です。やはり社殿は無く、碑だけが立てられています。 pic.twitter.com/1JuqDnOeBE

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月3日

この赤褐色の水の池が「血の池権現」かなと思います。神仏分離後は「丹生水上神社」です。御沢仏としては如意輪観音の姿を取ります。 pic.twitter.com/ukzV5UBRTM

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月3日

湯殿山の彼方の姥ヶ岳を「優婆権現(姥権現)」として遥拝します。神仏分離後は「常世岐姫神社」です。御沢仏としては行者装束の山姥の姿を取ります。 pic.twitter.com/c838dKI3qu

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月3日

御沢橋付近の崖から突き出た岩が「梵天帝釈両部大日大霊権現(梵天帝釈両部大日大霊仏)」ですが、橋の工事で岩がくずれて景観が変わってしまったそうです(内藤正敏『修験道の精神宇宙』)。神仏分離後は「産霊神社」です。御沢仏としては二体の天部尊の姿を取ります。 pic.twitter.com/XluTpwcoi4

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月3日

大日坊の御沢仏「梵天帝釈両部大日大霊権現」https://t.co/bfaNYxbXzJ

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月6日

湯殿山神社本宮に向かう参道の右手に見える薬師岳が「薬師権現(薬師如来)」。神仏分離後は「薬師神社」です。御沢仏としては異形ではない、比較的オーソドックスな姿の薬師如来です。 pic.twitter.com/dxNjMQlPSo

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月3日

御沢橋から遥拝した湯殿山神社本宮。御神体(褐色の巨岩)と白い梵天が微かに見えます。御沢仏としては「御注連八大金剛童子(御秘密八大金剛童子)」と呼ばれ、白装束の行人の姿を取ります。 pic.twitter.com/QzzqYrV6ia

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月3日

私が御沢仏の存在を知ったのは、小松左京先生の『(続)妄想ニッポン紀行』(講談社文庫)所収「日本イメージ紀行」。
真如海上人のミイラが祀られている湯殿山瀧水寺大日坊へ行った小松先生は、そこで異形の仏像群を目にして驚愕します。

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月5日

小松先生曰く:私が息をのむほどおどろいたのは、ミイラそのものではなくて、その両脇にずらりと並んだ仏像の、あまりの強烈さのためだった。(中略)毒々しいまでになまなましい、極彩色にべとべととぬりたくられ、なんともいえぬ異様なお化屋敷のような雰囲気を発している。

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月5日

(続き)女人のための「お沢仏」の、この異様さは、いったい何と言ったらいいであろう。「血の池権現」がある。「飯綱権現」がある。「愛染明王」はぎらぎらと眼を輝かし、「御滝不動」は赤い口をあけ、「御裏三宝荒神」は忿怒邪悪の相を示し、

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月5日

(続き)「波切不動」に至っては、全身鱗がはえて青黒く毒々しく塗りたくられた上、下半身はとぐろを巻く蛇竜であり、渦巻く白波からすっくと立って、眼をむき、真っ赤な口を開いて鋭い剣先にガブリの所は、仏というよりは、さながら怪獣である。

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月5日

小松左京先生を驚嘆させた大日坊の御沢仏の一部。
「飯綱権現」https://t.co/z98qW5ZIeA
「御滝大聖不動明王」https://t.co/jh9Fs2aZJZ
そして「波分大聖不動明王」https://t.co/XTohrbRhBW

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月6日

御沢仏が単なる異形の仏像群ではなく、湯殿山法楽とか御沢駈けといった湯殿山における宗教的実践と密接に結びついたものである事を示したのが内藤正敏『修験道の精神宇宙』所収の「湯殿山詣と音のマンダラ」。#日曜美術館 で御沢仏に興味を持たれた方は是非ご一読を。

— k.hisadome (@HisadomeK) 2017年4月5日