澁澤龍彦『思考の紋章学』。特に「ランプの廻転」は澁澤の数多の文章の中で私が最も好きな一篇です。
河出文庫の澁澤の本だと『胡桃の中の世界』『夢の宇宙誌』もお薦めです。#この河出文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/pvZiJrKLeZ

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月3日

翻訳物だとロード・ダンセイニの幻想短編集成『世界の涯の物語』『夢見る人の物語』『時と神々の物語』『最後の夢の物語』。
この中から1冊を選ぶなら、ペガーナ神話を中心とした『時と神々の物語』を挙げます。#この河出文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/CD03Tcf1MB

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

澁澤龍彦『犬狼都市』
昭和30年代に書かれた硬質の幻想短篇集。後年『唐草物語』『ねむり姫』『うつろ舟』そして『高丘親王航海記』を生み出す《物語作家としての澁澤龍彦》の原点と言える1冊です。#この福武文庫がすごい pic.twitter.com/25ZkR2wooo

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

中野美代子先生の『孫悟空の誕生』
神怪小説『西遊記』の源流となった神話・伝説・民話・説話等の世界を解き明かしていく名著です。#この福武文庫がすごい pic.twitter.com/vw22wrkorK

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

山本ひろ子『異神 中世日本の秘教的世界』
中世日本で信仰されていた、日本古来の神祇とも仏教の諸尊とも異なる、「異な神」の姿を知らしめた名著。#このちくま文庫・ちくま学芸文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/D26cx1OyHK

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

河出・福武では澁澤龍彦を推したので、ちくま文庫では種村季弘を!
一番好きなのは『食物漫遊記』『書物漫遊記』『贋物漫遊記』の三部作。特に『書物漫遊記』(泥棒繁盛記、二階の話、逃げた浅草、九段の怪談等々)を何度読み返したことか……#このちくま文庫・ちくま学芸文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/lLx4YjV4LI

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

佐藤春夫訳『平妖伝』
北宋の慶暦七年[1047]に起きた「王則の乱」を題材にした神怪小説。子供の頃に偕成社版『怪妖伝』を読んだ時から大好きな作品です。なお、作者として羅貫中の名が記されていますが、底本は馮夢竜が増補した四十回本です。#このちくま文庫・ちくま学芸文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/IdcBz9YDmU

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

高木貞治『近世数学史談』
私が学生の頃の解析学の教科書の定番といえば『解析概論』でした。その著者が18世紀末〜19世紀前半の数学史を名調子で語り上げた史談です。本書を読めば、数学が好きになること間違い無し!#この岩波文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/2P9EPKm0bL

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

樋口敬二編『中谷宇吉郎随筆集』
世界で最初に人工雪の結晶を作り出した物理学者・中谷宇吉郎は優れた随筆家でもありました。本書はその代表作40編を収録した1冊です。収録作の中では、特に「千里眼その他」や「立春の卵」などは広く読まれて欲しいと思っています。#この岩波文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/UuY1YZQ0dJ

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月5日

東雅夫編『おばけずき 鏡花怪異小品集』
泉鏡花の数多の作品の中から怪異を題材にした小説・随筆・談話などを精選した1冊。以後、内田百閨E宮沢賢治・佐藤春夫・江戸川乱歩・夢野久作・谷崎潤一郎・小川未明と続く《文豪怪異小品シリーズ》の第1弾です。#この平凡社ライブラリーがすごい pic.twitter.com/gKtwSwhGrJ

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

『山海経』
体系的な形では残されていない古代中国神話の断片を窺わせる書物。もちろん、単純に古代中国妖怪図鑑として楽しむことも出来る、おばけずき必読の1冊です。#この平凡社ライブラリーがすごい pic.twitter.com/z8yyYk5TRE

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

『大東京繁昌記 下町篇』
昭和2年に芥川龍之介・泉鏡花・北原白秋・吉井勇・久保田万太郎・田山花袋・岸田劉生が新聞連載したもの。執筆陣も豪華ですが、鏑木清方・木村壮八・小村雪岱など画家たちも豪華です。表紙は岸田劉生(文・画)の「新古細句銀座連」より。#この平凡社ライブラリーがすごい pic.twitter.com/QFKHa0rHAW

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

『カッパのクー』
アイルランドに伝わる妖精物語の中から片山廣子女史が精選して邦訳した1冊。残念ながら現物は未入手(図書館で読みました)なので、書影は挙げられないのですが。#この岩波少年文庫がすごい総選挙

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

岩波少年文庫からホラー短編集が3冊出ています。
金原瑞人編訳の『八月の暑さの中で』(表題作はハーヴィー)と『南から来た男』(表題作はダール)は英米編、平岡敦編訳『最初の舞踏会』(表題作はカリントン)はフランス編です。#この岩波少年文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/SWvQQ5n4oE

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

訂正
『八月の暑さの中で』→『八月の暑さのなかで』です。

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

ジャン・レイの《名探偵ハリー・ディクソン》シリーズ。
『怪盗クモ団』『地下の怪寺院』『悪魔のベッド』の3冊(各2編収録で全6編)出ています。怪奇趣味に溢れた楽しいジュヴナイル探偵小説で、原典は100編以上あるそうなので、続けて出して欲しかったなあ。#この岩波少年文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/8WZVe2eAIy

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

日夏耿之介訳『ポオ詩集/サロメ』
日夏訳のポオの詩に最初に接したのは『ウルトラQ』のクモ男爵の回でした。子供の頃は劇中の詩なんて聞き飛ばしていたのですが、大人になって観ていたら、日夏訳のポオの「ユウラリウム」である事に気付いて吃驚したものです。#この講談社文芸文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/1CYOf7MBfo

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

山本ひろ子『変成譜 中世神仏習合の世界』
熊野詣、奥三河の神楽、龍女成仏、即位灌頂といった題材を通じて中世神仏習合の世界を描き出す。『異神 中世日本の秘教的世界』(ちくま学芸文庫)と並ぶ著者の代表作と言えるでしょう。#この講談社学術文庫がすごい総選挙 pic.twitter.com/y0OpUy9mGj

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月6日

幻想文学系とかは他の人が挙げるだろうから、私は『国訳密教 経軌部』(全五巻)を挙げてみよう。主要な密教経典・儀軌を書き下し文で収録したものです。#この国書刊行会がすごい pic.twitter.com/shAvHe9z8B

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

国書刊行会の文芸書で近年一番嬉しかったのは《ジャック・ヴァンス・トレジャリー》全3巻。中でも、〈滅びゆく地球〉を舞台とする異色のヒロイック・ファンタジイ連作『天界の眼 切れ者キューゲルの冒険』は最高でした。#この国書刊行会がすごい pic.twitter.com/HGkdlEiVjk

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

《叢書江戸文庫》も忘れ難いシリーズ。
特に『前太平記』『前々太平記』は歌舞伎・読本などに様々な元ネタを提供した重要な書物。#この国書刊行会がすごい pic.twitter.com/sQ7qUNvuvG

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

鳥山石燕『画図百鬼夜行』
この本を一刻も早く読みたくて、発売日の朝一番に横浜関内の有隣堂まで買いに行ったことを覚えています。#この国書刊行会がすごい pic.twitter.com/rmXhiTbIYv

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

心の底から「凄い!」と思ったのは、天城一の『天城一の密室犯罪学教程』と『島崎警部のアリバイ事件簿』
天城一の本格短篇は鮎川哲也先生のアンソロジー等で愛読していましたが、まさか作品集としてまとめて読める日が来るとは思いませんでした。#この日下三蔵が手がけた本がすごい pic.twitter.com/y4fL2MVYeo

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

『伝奇ノ匣 伊佐名鬼一郎全作品』が実現していれば……#この東雅夫が手がけた本がすごい

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

一番重宝したのは『別冊幻想文学 日本幻想作家名鑑』で間違いないですね。#この東雅夫が手がけた本がすごい pic.twitter.com/tnxoLGGU5M

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

東さんの本で一番「凄い!」と思ったのは、《伝奇ノ匣》シリーズの終盤に出たゴシック名訳集成『西洋伝奇物語』『暴夜幻想譚』『吸血妖鬼譚』の3冊。特に暴夜幻想譚に収録された「ヴァテック」(矢野目源一訳!)と「シャグパットの毛剃」には歓喜雀躍したものです。#この東雅夫が手がけた本がすごい pic.twitter.com/OH9g1BSEeo

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月8日

『世界SF全集29 小松左京』
日本SF史上に燦然と輝く小松左京の傑作長編2作『継ぐのは誰か?』『果しなき流れの果に』を1冊に収録。#この早川書房の本がすごい pic.twitter.com/ZN79fuFTKw

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

十代の頃に一番好きだったのが平井和正の《ウルフガイ》シリーズ。特にヤングウルフが好きで、『狼の紋章』『狼の怨歌』の2冊を何度読み返したことか。#この早川書房の本がすごい pic.twitter.com/BVKOcUf3Cs

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

野田昌宏『SF英雄群像』
日本のSF読者に対し「スペースオペラ」のプラスイメージを確立した歴史的名著です。#この早川書房の本がすごい pic.twitter.com/gYzCKqDIKn

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

ロバート・E・ハワードの《英雄コナン》シリーズ
フリッツ・ライバーもマイケル・ムアコックも好きですが、やはり一番好きなのはハワードだな。これぞヒロイック・ファンタジイ。武部本一郎画伯のイラストも最高です。#この早川書房の本がすごい pic.twitter.com/8VsDriTZmY

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

『アシモフ自伝T 思い出はなおも若く(上・下)』『アシモフ自伝U 喜びは今も胸に(上・下)』は全4冊の分厚いハードカバー。訳者の山高昭先生に「名著ですからで、若い人にも簡単に買えるよう文庫に出来ませんか?」とお願いした事が有りましたが……難しかったのかなあ?#この早川書房の本がすごい pic.twitter.com/0fNIiyQopS

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月13日

後に『ラヴクラフト全集』(全7巻+別巻2冊)に発展しましたが、私が怪奇小説を本格的に読み始めた頃は『ラヴクラフト傑作集』(全2巻)でした。
「インスマウスの影」や「クトゥルフの呼び声」を読んだ時、「これこそ私が求めていた怪奇小説だ!」と思ったものです。#この東京創元社の本がすごい pic.twitter.com/MtSrqwwNl6

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

いしいひさいち『コミカル・ミステリー・ツアー』は既出でしたので、私は『女(わたし)には向かない職業』を挙げます。
藤原ひとみ先生大好きです!#この東京創元社の本がすごい pic.twitter.com/C422b02WD1

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

『高城高全集』(全4巻)
《函館水上警察》シリーズ(全2巻)
伝説のハードボイルド作家・高城高。その作品はアンソロジーで何作か読んだことがありましたが、全4巻の全集でまとめて読むことが出来ました。更に、新作《函館水上警察》シリーズまで読める時代になるとは!#この東京創元社の本がすごい pic.twitter.com/ekhR5d7Pxm

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

マイク・アシュリーの『SF雑誌の歴史 パルプマガジンの饗宴』『SF雑誌の歴史 黄金期そして革命』は、東京創元社創立50周年と60周年の記念出版。専門誌登場以前の大衆雑誌から1960年代までのSF雑誌をほぼ網羅的に紹介した「凄い!」本です。#この東京創元社の本がすごい pic.twitter.com/bS9cnlJhLL

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

私が2番目に好きな英米ミステリ作家はジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン)。最高傑作だと思うのは『プレーグ・コートの殺人』『黒死荘の殺人』です。#この早川書房の本がすごい#この東京創元社の本がすごい pic.twitter.com/EhlRN5ub41

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日

私が1番好きな英米SF作家はアーサー・C・クラーク。最高傑作だと思うのは『都市と星』『銀河帝国の崩壊』です。#この早川書房の本がすごい#この東京創元社の本がすごい pic.twitter.com/Mr1XLN5g1m

— k.hisadome (@HisadomeK) 2019年7月12日