冬の入り口
地方の斎場での話。弔われるのは書店を経営する80歳の老人。生前の老人は町の名士で市の名誉職もこなした。その老人の秘密があった。
その老人を弔う、家族と親戚たちの斎場での様子を淡々と描いている

弘前劇場は初観劇
なんとも不思議感覚の劇である。特に大きな起伏があるわけでは無く淡々と進んでいくが、圧倒的なリアリティで芝居に引き込まれてしまう。そして見終わった後には考えさせられてしまう。
最後のシーン、ただ単純に精進料理を食べるだけのシーンであるが、あの圧倒される凄さはなんとも言いがたい。